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2008年3月25日 (火)

米兵の犯罪に甘い日本政府と警察の恥

神奈川県横須賀市でおきたタクシー殺人事件は、米海軍の脱走兵のクレジットカードが車内から発見されたことで、当然、その関連の取調べが日本の警察で行うのが普通だと思いませんか。ところが拘束したのは米軍であり横須賀基地内で「脱走罪」に関しての捜査が行われているが、「本人がタクシー殺人は否定している」というだけで身柄引き渡しはもちろん、取り調べさえ24日現在行なっていないという、そんなバカなことがあるだろうか。日本の警察が捜査できないのは日米地位協定という屈辱的協定によるものだ。一体この国はどこの国なのだ。沖縄といい、基地のある街での米兵の犯罪はもうがまんできないという怒りの声を日本政府は知らないのか。「協定を見直す」と米国に通告すればいいのにそれをしない。強盗殺人とともに重大犯罪である性犯罪について、米軍の起こした件数がどんな異常な数値になっているかという問題で、共産党の井上哲士参院議員が24日の国会で質した。井上氏の調査では米兵1万人当たりの性犯罪は年間18件で、日本社会の強姦と強制わいせつと合わせた件数の22倍と突出していること、そして米海兵隊のなかでの訓練では英語で「キル」、日本語では「殺す」という言葉を平気で使っている事実を示し、「相手を殺しても、弱い者をおさえつけても当たり前と身につけさせられている」と、相手の人権を踏みにじる性犯罪を生み出す米軍の背景を告発した。高村外相は「(性犯罪の)多寡を一概に論じるのは困難」というきわめて無責任答弁。そういえば米軍海兵隊ではジョギングで気合を入れるときでも「キル!キル!」と叫ぶということを昨報の志位氏も紹介していた。怖いことだなあ。まるで殺人集団じゃないか。いや、海兵隊はまぎれもなく殴りこみ部隊だから、日ごろの訓練でも殺気立った訓練をしてこそ部隊は成長するそうだ。昨日かなあ、イラク戦争で米兵の戦死者はついに4000人を突破したが、彼らは死者へ追悼の言葉よりも、そうした死を乗り越えてこそ強くなるというのだから殺人集団というかキチガイ集団だろう。そういう部隊を相手に、「二度と犯罪を犯さないように綱紀粛正を申し入れた」というのが、日本の外相などが米軍犯罪のたびに繰り返す言葉だ。首相は例によってだんまりだ。「綱紀粛正」を何百回申し入れても治るような部隊じゃない。今回の脱走米兵に対して「警察に出頭せよ、身柄を引き渡せ」と命じるべきなのだ。ところがへっぴり腰の日本の警察は強くは言えない。せいぜい「要請」か「お願い」なのだ。そんなことでは重要な参考人を本国へ帰してしまうのがこれまでの米軍のやり方だ。まあ、米軍の犯罪をなくす根本的な治療は「ヤンキー、ゴー、ホーム」しかないけれど…。日本の警察のへっぴり腰のついでに全く別件だが、茨城県土浦市での無差別殺傷事件で、指名手配していた犯人から言ってみればなめられたような電話があり、170名動員で警備している目の前で犯行がやられ、新たに8人の死傷者を出し、そのうえで犯人がノコノコと1人で不在の駐在所へ出頭したという、笑えない笑い話みたいな事件もあった。もう、この日本はそこらじゅうで歩いているだけで、いつヤラレルかもわからない社会になったみたいだ。警察もあんまりアテにならないとなると、事件にまきこまれてもそれは「自己責任」になるかも知れないねえ。あぁ!コワイ、コワイ。

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