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2008年3月31日 (月)

「道路財源一般化」と言いつつ「暫定」廃止はダメという矛盾

 3月も今日で終り。「弥生尽」というらしい。陰暦三月の終りの日。春の尽きる日。やよいのつごもり。三月尽。などなどと「広辞苑一日一語」に書いてある。そして社会的には年度末である。日本の国家予算の会計月の終りの日でもある。租税特別措置法で揮発油税や道路特定財源を除くものは5月末まで延長することを今日の国会で決めた。したがってガソリン税の「暫定税率を維持する租税の特別措置法」と、ガソリン税などを道路建設に充てる「道路整備財源特例法」の二つの法律は名実ともにあす4月1日から「失効」となる。つまり法は存在しない。そもそも「暫定」なんていうのは普通なら2年、3年とかせいぜい5年ぐらいの期間をいうのが常識。ところがガソリンの「暫定」税率は、1974年から当初は「暫定2年」ということだった。ガソリン本来の税金は1リットル当たり28.7円で、それに上乗せする25.1円については「暫定」だった。しかし「暫定、暫定、暫定」と続いて30年以上になる。明日で期限切れになれば歴史上初めての事で大変喜ばしい。どだい、そんなにいつまでも「暫定」と言って加算し、集めた税は道路整備だけにしか使えないということで、なかには無駄な高速道路や道路以外の国交省職員の遊び道具や、公益法人の職員の旅行や飲み食いにまで使われていたのだ。しかもガソリン税は高いのにその税込みの価格にさらに消費税が掛けられる税だ。税×税で取られていたのだからバカ×バカだ。明日から失効ということでガソリンスタンドは大わらわである。でも今日までに仕入れている油は高い税金がかかっているからスタンドではその分がなくなるまで安いガソリンは売れないのが理にかなっている。しかし競争が激しいGS業界では泣き泣きで損は店が負担して明日から安いガソリンに出会えるかも知れない。消費者は買い控えなどで早く安いガソリンを心待ちにしている。1リットル25円は大きい額だ。乗用車でも一回満タンにするだけで1000円以上に匹敵するだろう。しかし、自公の道路族議員を先頭に、衆議院の再議決が可能となる4月29日以降に、自公ら3分の2の横暴で再可決して、向こう10年間さらに道路特定財源を活用してさまざまな利権がえられると酒盛りを企んでいる。つまりガソリンの値下げはほんの少しの期間というわけだ。昨日、自民党道路族のドンである二階俊博総務会長は「なんとしても再可決でガソリン値段を元通りにし道路特定財源を確保しよう」と気勢をあげた。氏は年金基金のムダ使いで破たんした和歌山県那智勝浦町のグリーンピア南紀の跡地をめぐって、中国系企業と怪しげな関係にあった男として地元で有名だ。こんな輩が地元の南紀でぶち上げるのだから全く恥知らずなバカだ。だが最大の恥知らずというか計算が弱いのは「福田さ~ん」ですね。あの人、27日ですよね、道路特定財源について「2009年度から一般財源化する」とぶち上げた。これはほんとうに「カッコよかった!」です。ところがその舌の根も乾かぬうちに「ガソリンの暫定税率を廃止すれば2兆6千億の赤字がでるからダメだ」とのたまった。今夜のTVニュースで首相は、明日から値下げになることを謝罪した。アホか?そんな謝罪はいらんよ。年間5兆9千億の道路特定財源を一般財源化するのなら、減るのはそのなかの2兆6千億だから、それはとりあえず道路ですべて削ったらいいのだ。いま国民が怒っているのは道路特定財源でのムダ使いなのだから…。2兆6千億削ってもまだ3兆3千億あるんじゃ。それで当面は本当に必要な道路だけ整備あるいは節約しつつ建設すればよろしい。そうして今後、道路整備と一般財源化とバランスをとりつつ運営をすればよい。それが「一般財源化する」という意味ではないのか。だから福田さんが言った「道路特定財源の一般財源化」と、「暫定税率廃止は絶対ダメ」というのは全く相容れない論議なのである。「暫定税率を維持する」ということは、これから10年間道路特定財源を維持するということになるのだ。こんな単純なことを知ってか知らずか、緊急記者会見のような首相のパフォーマンスはいかにもミエミエでバカらしいですよねえ。

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