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2008年3月19日 (水)

連続犯罪の米軍へ思いやり予算が必要か

アメリカ国防総省の発表によれば、2007年米会計年度(06年10月~07年9月)に米兵が起こした性暴力事件の年次報告によれば、米軍全体で1年間2688件に及ぶということだ。そのうち65%はレイプだ。地域ごとの内訳はイラクで105件、アフガニスタン43件としている以外は一切明らかにしていないので日本での回数はわからない。ことし二月、米海兵隊員による少女暴行事件が沖縄で起きたが、こうした女性への暴力や性犯罪が世界各地で常態化している現われだ。沖縄では次の日曜日(23日)北谷町で「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」が大規模に行われ、基地の島の憤りが示される日となるだろう。ところで、そんな米軍のための駐留経費は日本が「思いやり予算」として負担しているから恥の上塗りだ。08年予算案でも総額2083億円を上げている。これは日米地位協定でさえ、基地の提供以外の駐留経費は「日本国に負担をかけないで合衆国が負担する」(第24条)となっているもの。30年前に金丸信という「金丸道路」や「信ちゃん道路」を作り、のちに数十億の不正蓄財や金塊などの脱税で逮捕されたが、このバカボンが防衛庁長官時代に発案して「地位協定上、わが国が負担可能」と強弁し、予算化して以来毎年続けている「思いやり」なのである。本来負担しなくて良い性格のものだから「思いやり」という言語がまくら言葉になったのだ。それほどバカボン金丸の言い出しでこの30年でなんと、5100000000000円(5兆1千億円)以上をつぎ込んだことになる。この額はアメリカが他国へ基地をもっている主要同盟国27カ国が負担している駐留経費負担総額の52%にあたるという異常ぶりだ。「思いやり」のくせにアメリカは礼も言わずにイラク戦争やアフガン戦争で金が入用になり、だんだんド厚かましくなり、例えば基地内のバーなどのバーテンダー93人、ボーリング場関連の29人、ゴルフ場関連52人、コックや宴会場係りなどの労務費まで含めて日本の予算で負担している。この18日、国会で民主党議員が、バーテンダーやボーリング要員の労務費まで日本負担になっていることを質問した。石破防衛相は「米軍人へ快適性を与えるもの」だと答えた。今、イージス艦事故でクビが危ない石破氏の売国奴ぶりがよくわかる答弁だ。日本の米軍基地で一番多い海兵隊は、日本を守るのではなくイラクやアフガンでの戦闘要員であり、他国への殴りこみ部隊として基地を使用され、日本国民を守るどころか、連続する米兵の婦女暴行をはじめ飲酒運転や家宅侵入、タクシー強盗など犯罪のデパートになっている。

こんな米軍のためにどうして膨大な日本人の税金を使わねばならないのか。「思いやる相手」を間違っている。米軍に「思いやり」を示しながら、日本の弱者にはどんな仕打ちをしているか。昨日は「宙に浮いた年金」を半分も解決していないのに、「公約を守った」と胸張る舛添厚労相のバカ騒ぎに相反して、4月から後期高齢者の保険料が新たに年金から天引きされる怒りと高齢者の悔しさを書いた。働くルールをぶっ壊し非正規社員を1800万人も作り出し、年収200万以下の働き人が明日の生活にもあえいでいるのに米軍にはこの「快適な」思いやり、さらにグアム島へ米軍が移転する際には一戸8000万円もの家を大量に建ててやる。そんな金があるなら国内の貧者、弱者にこそ回せ。思いやり予算を認めたのは防衛省だ。この間の防衛省は何をしたのか。イージス艦という軍艦で漁船を蹴散らして人命を奪い、それでも6隻目のイージス艦を1400億円かけてこの13日に就役させた。防衛省事務方トップの守屋元事務次官の無能力夫妻らのゴルフ三昧で防衛利権の収賄容疑逮捕など、腐敗しきった組織なのに金だけはムダ使いの限りを尽くしている。外務大臣も同罪である。どこまで国民をバカにし、愚弄したら気が済むのか問いたい。サテ、読者の皆さんはそれでも自公政権を支持しますか?

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