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2008年3月22日 (土)

また米兵による殺人か?でもおかしな地位協定で捜査難航?

また、米兵が殺人事件に関連か、と思わせるような事件が神奈川・横須賀市で発生している。61歳のタクシー運転手が刺殺体で発見された。しかもタクシーのエンジンがかかったままで、シートベルトもして首の1箇所を刺され失血死である。後部からいきなり刺された可能性が高いという。そして車内には米海軍横須賀基地に所属する22歳の米兵名義のクレジットカードが残されていたという。米軍司令部の説明によると、この兵士はイージス巡洋艦「カウペンス」乗り組みの下士官であるが、3月初めから行方不明になって、出向したイージス巡洋艦にも乗らなかったらしい。今日昼ごろのテレビニュースやネットニュースによると、その米兵は本日未明に米軍によって発見され拘束されたとのこと。今のところ米軍は「脱走罪」で調べているようで、タクシー運転手殺害は否定しているという情報もある。しかし、問題なのは、発見したのは米軍であり身柄が拘束されているも米軍基地内だろう。米兵が犯罪を起こした場合、日米地位協定17条が適用される。同条では米兵らが犯した罪に対する刑事裁判権は日本にあるとする一方で、米軍にも行使の権利があると明記されている。そしてその犯罪が公務執行中に犯されたものは米軍に第一次裁判権があるとされる。被害者が日本人であっても米側の裁判権が優先される。そのためにものすごい甘い罪しか与えられないのである。たとえば1984年から2004年までの約20年間で、米兵の犯罪は7046件発生し、死者は19人。ところが軍事裁判にかけたのはわずか一人で懲戒処分が318人だけという。公務外で罪を犯した米兵らの拘禁は、米側の「手中」に身柄がある時は、日本側に身柄を引き渡す必要はないということになっている。今回のケースはそうであるから、取り調べも含めてどんな結論になるやら分からない。たんにクレジットカードの存在くらいではどうにでも言い繕いができるだろう。とにかく米軍の基地内では「治外法権」的な協定になっているのだ。殺人や強姦など重大犯罪では日本側は身柄引き渡しを要請できるが、その場合でもアメリカの「好意」に頼るものがほとんどである。重大犯罪でも身柄引き渡しを拒否した場合もある。米軍は適当な処分をして本国へ返してしまえば日本の法では如何ともしがたいのだ。今回の件では米軍も一応「捜査に協力する」と言っているらしいけど果たしてあてになるかな?ついでに紹介しておくと米兵が受刑者になっても「特権」があるそうだ。「食事について配慮がなされる」という取り決めが秘密裏にあり、米兵受刑者は、ステーキやケーキなど特別メニューの食事が出されている。……ホンマかいなと思うそんなあきれたネタが今日の「しんぶん赤旗」にたまたま紹介されていた。そうなのです。アス、沖縄県北谷町で米兵の犯罪に抗議する大集会が開かれるのだ。その集会では「日米地位協定の見直し」についても行動スローガンの一つになっているのだ。島ぐるみの集会だから恐らく数万人規模になるだろう。本土からも大勢行くだろう。わたし的も交通費さえあれば行きたいのだがねえ。ワーキングプア…じゃなくて、年金生活者の平均額を下まわるような貧者だから、「成功祈る」のエールを送るだけである。

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