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2008年4月15日 (火)

最悪の年寄り虐めは小泉自公内閣の置き土産だった

今日は15日、年金生活者には偶数月だから年金が振り込まれる日である。ところが75歳以上の後期高齢者で年金の年収が18万円以上の方にとっては、はじめての後期高齢者保険料が分捕られる日だ。だから午前中のテレビニュースでもその表情が報道された。登場した一般の年金生活者のほとんどは不満の言葉を述べた。地方の後期高齢者医療広域連合や自治体に電話・訪問での抗議や不満の声、何も知らなかった人が「なんでや!」と怒りの声などがあいついでいる。「誰が決めたんや」との質問も多いという。しかし、厚労省の対応マニュアルには「年金天引き制度をつくったのは国、などという対応をしないように」とあり、責任を地方の自治体や広域連合に押し付けている無責任さ。「こんなに引かれたら生活できない」との切実な声が寄せられ広域連合事務局の人は相談に四苦八苦しているというのに舛添厚労相は開き直るだけ。福田首相は「もう少し早く、だんどりよく説明して、不安を与えないようにしなければいけない。そうしてこなかったのはまずかったと反省している」と、お詫びか弁解なのか、わけのわからんことを言った。「説明するだけで不安は払拭するのか」…冗談じゃないよ。説明を受ければ受けるほど「老人は早く死ね」ってことになるのがわかるだけ。だから、厚労省も、そして事務を取り扱う地方自治体も尻込みして正面から説明できなかったのじゃないの?そして31自治体では今日から天引きする実務さえ行えず、10月から天引きするという。厚労省の足元の東京23区内でも今日から天引きする区と、10月から天引きする区に分かれるというのだからそれだけでも不公平だ。何と言っても最大にハラが立つのは支払うべき年金の記録照合が遅れ、照合できても支給は半年も8ヶ月も先になるというふしだらなことをして、取る方だけはきちんと天引きすることだ。しかも一方では国交省などが道路特定財源で豪華ムダ使い桃源郷が毎日のように暴露される。昨日も主要国道へ作ったトラックの過積載などを取り締まる装置が実際にはほとんど使われていなかったこともバレた。10年以上も道路特定財源から100億円以上もかけて設置してきたのに、機器の不具合から使用できないのに、今も設置工事は続けて一部業者だけを儲けさせている。なんという馬鹿!と言ったらいいか表現の術を知らない。ところで、この後期高齢者医療制度(長寿ストップ医療制度)を導入で怒り心頭の皆さんは、これを導入した張本人は誰であるかをしっかと見届けておくことが大事である。導入した内閣は福田さんでも安倍さんでもない小泉純一郎内閣なのだ。そのお陰で福田さんも「可愛そうなくらい苦労している」と自暴自棄ぎみだ。いま自民党では福田政権の支持率が早くも安倍政権末期並に連続後退するなかで、次期衆院選めぐって「福田ではだめ。今でも人気のある小泉さんにあやかろう」とする輩がいるからだ。当の小泉氏も最近なにやら怪しげな動きになっている。まさか総理へ再出馬はないだろうけど、「ポスト福田」を狙って小泉チルドレンを引き連れ、誰か総理候補の押し出しを諮るのかも知れない。きょう公示の衆院山口二区補欠選挙の自民党候補の応援には、福田首相にはお呼びがないが小泉氏には来てもらいたいらしい。それほどに小泉氏はまだ人気がある。だが、彼ほど今の日本の矛盾を作り出した元凶たる人物はいないということを日本国民は知るべしだ。小泉氏は劇場型選挙を操り、見事に国民を欺き実行した「構造改革路線」は、今日の貧困の格差を拡大した労働法制の相次ぐ規制緩和をはじめ、郵政民営化でいま過疎地では唯一の金融機関である郵便局を解体した。郵便局をコンビニ化し儲けにならない過疎地は削り、郵便物の誤配、遅配で新聞の朝刊は昼前に配達される事態を生んでいる。郵政民営化の次に総理の置き土産としてやったのが06年6月の医療制度の改悪であり、そのなかの一つに「後期高齢者医療制度」というのがあった。日本の未来にとって最悪の構造改革路線をすすめたのが小泉自公路線だった。ここをしっかと思い出し、今ふたたび「純ちゃんの押す人なら大丈夫!」ッてワーワーキャーキャーすると日本の未来もおしまいになるなあ。こんなことを思ったりしている今日この頃である。

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