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2008年4月11日 (金)

似た者同士の党首討論で見えてきたものは

1昨日だったか、3ヶ月ぶりに党首討論が開かれた。党首討論といえば全党の党首がそろっての討論かと理解するがそうではないのだ。連立政権の与党は首相以外の党首は参加しないし、野党の党首はといえば、衆院か参院のどちらかで所属議員が10人以上あるかどうかいう不当な基準になっている。だから日本では与党の公明党、野党の共産党、社民党、国民新党、新党日本などは党首討論に参加できない。ということは結局自民党と民主党じゃないか。一見、対決しているように見える自民・民主であるが、日本の国民虐めの元になっているアメリカ一辺倒や大企業に奉仕する政治では、この二つの政党は基本的に同じ考えである。今日のように貧困と格差を拡大した構造改革路線や労働法のルール破壊、大企業減税などを自民党を同じように主張し賛成したのは民主党である。選挙目当てに「対決ポーズ」を取るときだけは、いかにも対立する政党であるかのようにハシャグだけだ。だから、党首討論と言ってもこんな二つの党首だけの討論は茶番劇をやっているだけでさっぱり真剣さも面白みもないからNHKテレビは義務?で放映してもあんまり見る気もしない。しかも時間は45分だ。こんな短時間で見応えのある討論をせよと言う方がムリだろう。で、今回の党首討論は国会状況の反映もあり福田政権の行き詰まりぶりを示したようだ。これまでの党首討論とは趣を変え首相からの逆質問もあったようだ。首相曰く「この国会運営には苦労している。なかなか結論がでない。困っている」と嘆き節、懇願調で訴える。日銀総裁や副総裁の同意を得る問題でも「かつて官僚であったものがそのポストに就くのはそんなに悪いことなのか」と逆質問したようだ。そんなに苦労しているのなら日銀ポストに就けるのはなぜ政府与党の都合による財務省出身者ばかりを何回も押しつけるのか。二院制の国会で一院では与野党が逆転している国会なのだから、与党の都合ばかりの候補者ではなく、与野党で人選委員会でも開いて、合意できる候補者を選定すればいいのに、それもしないで強引なことを押し付ける方が間違っている。長年の自民党政治による独裁政治の悪癖が身に染みた民主主義のイロハも知らないやり方なのだ。それが通らなかったから「可愛そうなくらい苦労している」と嘆く。そして昨年の大連立構想があと一歩で成立しかけたときの気持ちを忘れないでくれと民主党小沢代表に泣きこむようじゃ、もうこの内閣も支持率急落だけじゃなく与党のなかでの求心力も泥沼ってことじゃあ。そこで「ポスト福田」かなにか知らんが、またぞろ、いにしえのケッタイナ人物が奇妙な動きをしているようだ。一年やそこらの短命で政権をなげやった人物やら、「自民党をぶっ壊す」と言って、壊すどころか格差と貧困を生んだ張本人などが、怪しげな動きをしているようだ。だがそんな亡霊がでてきても騙されないように、この数年間の政治は日本の国民を政治的に目覚めさせる大変効果的な時間であったようだ。そこにこそ核心があることを亡霊たちは気付かないのだろう。

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