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2008年4月 1日 (火)

ガソリン値下げに歓喜する人、再値上げ目論むKY集団

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4月1日。April fool(エイプリル・フール)だ。今日の午前中に軽いうそをついて人をかついでも許されるという欧米の風習らしい。そして近所のガソリンスタンドへ行ってみたら1リットル129円と25円下がっていた。軽いうそではなく正真正銘だった。給油にきている人はなんとなく笑顔に見えた。この4月ドーンと値上げ怪物の襲来だ。輸入小麦30%値上げ、電気料金、ガス料金、しょうゆ、ジャム、ハチミツ、牛乳生クリーム、バター、ビール類、チョコレート菓子、カルピス、食用油、タイヤ、航空運賃などなどだ。なかでも輸入小麦価格の30%値上げに悲鳴があがっている。パンに使う材料が次々値上がりしているためだ。サラダ油、乳製品、ツナ缶も値上がり、そこへ小麦粉だからたまったもんじゃない。食料品だけではない。クリーニング屋さんも大変らしい。ドライクリーニングの溶剤、プラスチック・ハンガー、包装ビニールなどクリーニング業界の元は石油製品であり、原油の高騰によって続々値上げで困っている。そういう値上げラッシュのなかでガソリンの「暫定税率」が34年ぶりに初めて失効して大幅値下げなのだからせめてもの救いになるかも知れない。国民の大半の人が消費するものであり波及効果は大きい。テレビニュースを見ても、「4月1日を待っていた。やっと今日は満タンにできる」などとみなさんにこやかだ。「でも、またしばらくしたら元通りに上がるのやろ」と不満顔の人もいる。福田首相や閣僚たちはさかんに「税収に2兆6千億の穴をあけてはいけない」「地方が迷惑受ける」「国民生活が成り立たない」などと大げさに脅しをかけている。なかには閣僚だったか、自民党の幹部だったか忘れたが、「教育や社会保障にも重大な影響がでる」なんていうウソをいうバカもいた。そして法の提出から60日目に当る4月29日が来たら衆議院の3分の2以上の与党の議席で「再可決する」と意気込んでいる。心配無用である。道路特定財源と暫定税率で年間6兆円近くの特定財源があり、その中の2兆6千億が減るだけである。道路の中期計画などの大半は高速道路や海峡道路などの計画である。そういうほとんど不要不急な、また、全く無駄な仕事のための財源が減るだけだ。恩恵を受けていて困るのは道路族とゼネコンだ。運送業界では高速ができれば歓迎かも知れないないが、その恩恵よりも軽油がグンと安くなることの方がうれしいにちがいない。別段、今まで使っている道路が使用禁止になるわけでなく今と変わりはない。圧倒的国民は高速道路がなければ生活ができないというものでない。いくら高速道路が延びても一般国民にはめったに利用することがないシロモノだ。それより、これほど生活が大変で物凄い値上げラッシュの時なのだから、安くなるガソリンはとてもありがたいのだ。そういう状況を無視して闇雲に「再可決だ」とやれば、与党には国民からの厳しいしっぺ返しが必ず襲ってくるだろう。そんな空気さえ読めない(K・Y)のだ。なんといっても安いガソリンで一番喜んでいるのは家計を預かる世の奥様方である。政党の支持率にとっても一番カギを握る層が暫定税率の失効を喜んでいらっしゃる。一度知った喜びを再度値上げしてごらん。どんな怒りが沸きあがるか、注目して見つめましょう。

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