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2008年5月30日 (金)

サブプライムローンの空き家でいま…

日本の資本主義は、資本主義にもあるはずのルールさえ守らず、人間の尊厳さを表す労働ひとつにとっても、使い捨て、長時間労働、名ばかり管理職で残業代も払わない、はては派遣労働、偽装請負、パート制度という非正規社員の増大で、社会保険料をはじめ年金の掛け金もない働かせ方が横行している。そして政治の世界はそんなルールを要求する大企業の言いなりで法人税は大減税の反面、労働者には負担増ばかりを押し付ける政治なのだ。これが日本流資本主義の異常だろう。ところで、アメリカ資本主義では金融経済の無茶苦茶さがすごい異常ではないか。あのサブプライムローンとか言って、低信用者向け高金利型住宅ローンで世界中が悲鳴を上げるほど損失が発生している。これってひどいよな。もともと住宅購入ができるほどの収入がない人を相手に、誰でも手が出せるような低利のローンで住宅を購入させる。それでしばらく立つとだんだん高利の返済になるシステムなのだ。いわばかつての日本のサラ金みたいなものだ。もともと払えない人が対象だから破たんするのははっきりしている。破たんするまでにローンを組んだ金融機関は「住宅が担保だから安心」と証券化して世界にばらまいた。ところがあちこちで破たんが進み土地も家屋も価値が下落したから、証券は紙くずみたいなものだ。儲けのためなら何でもするというのがこの世界の常套手段なのだ。日本の金融機関でもバカを見たところは何千億の損失なのだからバカだ。一昔前の日本での「住専」問題で巨額の税が投入されたが、サブプラはこれよりひどい。このサブプラのお陰で世界中が不況の波に襲われつつあるからだ。罪な国だよアメリカって。アフガン、イラクで未だに人殺し戦争を行ない、世界中に不況まで撒き散らす国なのだ。さて、言いたいのはそんなことじゃない。現地では抵当に取られた住宅は当然ながら空き家になって放置されている。その空き家のプールなどから蚊が大量発生して、ウイルスの媒介源になろうとしているニュースだ。プールや敷地内に雨水が溜まり、蚊が大量に発生し、家のなかにはネズミが入り込み、それを狙う蛇が現れるという。バージニア州のある郡では一戸建ての5%が空き家になっているという。20戸に一戸の割りだ。そこでは近年では数例しかない病気、蚊による「西ナイルウイルス」、場合によっては死亡する恐れもある病気に感染する危険があるという。こんなことが米大手の「ワシントンポスト」紙に掲載されるほどなのだ。「サブプラ悲劇」ともいうべきだろう。そういうアメリカ経済を師と仰ぐのが日本なのだから日本の資本主義の異常さも米国譲りなのがわかるかねえ?

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