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2008年6月20日 (金)

昨年の自殺数33093人で10年連続3万台

5月28日付の当ブログで、昨年の日本での自殺者数が32000人余で10年連続3万人突破という「推計」を書いた。そのときも書いたが、警察庁は毎年六月になると昨年の自殺者数のまとめを発表する。なぜ、年を越えて半年もかかるのか今でも疑問であるが、よくよく調査をしているのだろう。その点では厚生労働省のように後期高齢者医療制度になればどれだけの人が今よりも負担が増えるのかということさえ調査もしないで法律が実施されてからあたふた調査することと比べれば、警察庁はまだ「まし」ってことかもしれない。田舎暮らしをしている間にも財務省の官僚などが、残業で遅くなったらいつもお呼びのタクシーに来てもらって、車中で缶ビールを頂きながら帰り、タクシー代金は厚労省持ちということが発覚した。タクシー側も長距離の上得意客だから缶ビールくらいは知れたものだ。だけどそんなに遅くまでほんとに仕事をしているのか? だいたい、地方と違って東京のど真ん中にある霞ヶ関あたりは、夜遅くまで公共交通機関が動いているのに、その時間も越えてなにを残業しているのか不可解である。どこかで「ちょっといっぱい」して時間稼ぎしてから例のタクシー帰宅なんてないのか疑いたくなる。そんなことが実際あったとかというTVニュースもあったような気がする。あらまあ、横道へそれたけど、ともかく正確な昨年の自殺者数が発表された。33093人ということだ。10年連続で3万人超えだ。前年(06年)よりも938人、2.9%増であり、過去最悪だった2003年に次ぐ2番目の多さである。年齢的には60歳以上が12107人、30代が4767人と過去最悪である。自殺の原因や動機が特定されたのは70%。上位3位は「健康問題」63%、「経済・生活問題」が32%、「家庭問題」が16%。20代に限れば3位に「勤務問題」が入る。細分化では「うつ病」が6060人、「身体の病気」が5240人、借金等の「多重債務」が1973人である。簡単に3万人超すというが、その一つ一つにはどれだけの悩み、苦しみがあるだろうか。「死んじゃう」と思っても自ら実行するまでに、深い嘆き、悲しみ、涙があることだろうか。そしてどれだけ多くの関係者の涙があったことだろう。とりわけ高齢者と30歳代が過去最高というのはつらい。ここには相次ぐ医療費の負担増、後期高齢者医療制度や介護保険料などの負担増も無関係とはいえない。30歳代にとって、派遣など非正規労働者のすさまじい生活実態は生きる希望さえ持てない。生きていることが苦痛にさえなる時があることを昨夜の某テレビニュースで、自殺3万人突破関連で放送されていた。一昔前には交通事故死者数が大問題だったが、今では交通事故死の5倍にもなっているのが自殺である。世界第9位という自殺率、先進国のG8ではロシアに次いで多い。これらは単に自殺した人だけの問題ではなく、あきらかに社会のゆがみがあることははっきりしている。政治の責任でもある。ほんとうに人間らしく生きる権利さえも奪われた、まさに小林多喜二の昭和初期の小説、「蟹工船」的なドレイ労働のような派遣労働制度などが問題だ。悩める資本主義、限界を迎えた資本主義という感さえする今日この頃である。

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