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2008年6月 1日 (日)

対照的な老舗の閉店の仕方と自民党政治

いま、商都大阪の街で話題になっている2人の女将(おかみ)がいらっしゃる。一人は7月のはじめに店を畳むという道頓堀の食堂のあの方だ。柿木道子さんという「大阪名物くいだおれ」の会長さんだ。例の「くいだおれ太郎」の人形がいまや最高潮の人気の的。聞くところによると看板の人形は、銀行や経営のコンサルを仰いだときには、「商売の邪魔だからだから撤去せよ」と迫られたこともあったという。しかし、創業者の3つの遺言、①支店を出すな、②家族で経営せよ、③看板人形を大事にせよ…をとことん守り抜いて、それでも時代に波に押されて閉店する。これこそ「まさに惜しまれて去る」典型だ。いま一人は、政界、財界人などが足しげく通ったであろう高級料亭、「船場吉兆」の湯木佐和子社長である。すでに誰もがご承知のように、消費・賞味期限の偽りから始まって食品の産地偽装から最後は客の食べ残しの使い回しで、とうとうおじゃん!こちらも創業者は人間的にもとてもりっぱな御仁である。世襲の二代目にして涙、涙の閉店会見であった。「惜しまれて去る」閉店と世間に笑われながらの閉店とまさしく対照的である。「くいだおれ」は、空襲で焼け野が原になった大阪で復興めざして、庶民の食堂から始まって今では、割烹まで持つ店。片や船場吉兆は庶民には程遠い値段で、政・財界人とも関係の深い料亭とこれも対照的だ。さすがに政・財界人が行くような料亭だけあって、他人の残したものの使いまわしは「下座」の人に差し出したというから念が入っている。使い回しを頂いたのは政・財界人ではなく付き添いか呼ばれた人っていうことになる。わたし的な感覚であるが、この船場吉兆の姿が今の自民党にダブって見えて来る。小泉・安倍・福田さんといずれも二世議員の首相の元で、例の後期高齢者医療制度で高齢者いじめ、郵政民営化で国民サービス低下、道路特定財源温存で無駄な高速道路建設、ガソリンは大幅値上げで、道路は作っても走るガソリンを入れる金に汲々とする国民、天下り廃止ではなく官民の癒着を深める公務員制度「改革」、自衛隊の海外への恒久派遣法制定などなど、民意とかけ離れた政治で支持率低下に歯止めがかからない政治は、まるで船場吉兆の名門ゆえに「のれん」をカサにきたやり方と「瓜二つだ」な~んて思ったりした。長年の自民党の「のれん」も今ほど地に落ちているときはないのにまだ「のれん」は立派だと思っている。「そろそろ真摯な反省っていうものが必要じゃないの?」って忠告しておきましょう。アハハハ。

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