« サミット主催国は3人に一人が非正規労働者という「先進」国 | トップページ | 外国首脳が大勢来て3億7千万円ムダ使いされた? »

2008年7月 9日 (水)

やはり期待はずれの洞爺湖サミット

 やっぱりというか、予定通りというか、物凄い警備力と膨大な経費を使いながら北海道洞爺湖サミットはな~んにも期待に答えてくれることがなく終わったようだ。待ったナシと言われる地球温暖化に対しても、あれだけの主要な国家の首脳が集まっていったい何をしに洞爺湖のハテまできたのかと疑いたくなる。なにやらわけの分からない文言でごまかした。2050年までに世界全体でCO2を50%削減する問題を「気候変動枠組み条約のすべての締約国と共有し、この目標を世界全体の目標として採用を求める」という訳のわからんことで合意したという。よくわからないが、それまでの中期目標の数値もなく、中国・インドなどが「地球温暖化の責任は先進国にあるから、先進国は85%~90%せよ」と合意しないなかでは「(数値目標は)意味がない」というアメリカ、ブッシュ大統領の言い分に沿うように、あいまいにし主要8カ国の果たす責任まで放棄してしまった。世界で一番CO2を排出しているアメリカの言い分に沿ったものとなった。そのうえ中期目標の期限や数値目標も決めず、何を議論していたのか不可思議この上ない。まったくG8首脳も、招待された14カ国も地球温暖化に本気でやる気がないということだ。前回のサミットでは「真剣に議論する」となっていたが、それよりも後退する印象するという感じだ。「真剣な議論」どころか、テレビの映像は談笑場面や食事場面ばかりで、まるで旅行気分みたいだ。また、食料や原油高騰の原因になっている投機マネーをなんとか抑えてほしいと、アフリカの首脳あたりから意見が出された。サミットに出席していた国連の潘基文事務総長も「世界は、3つの同時危機に直面している。それは食料危機、気候変動の危機、開発問題の危機だ」と警告した。その危機の引き金を引いているのが大手金融機関などを資金源にした投機マネーにあるのは明白だ。暴走する投機マネーを規制するのは先進国の役割なのにそういう議論はほとんど皆無だったというのだ。原油の高騰が世界的な問題になっているし、日本の国民も大変な苦しみを受けているグローバルな問題なのに、議長である福田首相は、そろらく、これもアメリカが消極的なので問題にもしなかったのだろう。福田首相は記者会見でさかんに「成果」を強調しているが、大方の国内メディアでさえ、NHKはともかく、それ以外は批判的で、「もう世界的な共通の問題はG8だけではどうにもならないことを示したサミットではないか」と厳しい評価だったが当然だろう。G8で温暖化ガスは世界の半分を排出している。それを新興国の中国やインドが加わらないからとその責任にし、肝心な中期目標の期限も数値目標も決められないのにはがっかりだ。こういう首脳たちでは、地球温暖化を解消する力もなければ、経済問題でも無策ばかりだから、「家庭からのエコ」なんて押し付けられてもあほらしくなる。あの首脳たちは2050年まで生きていないだろうけど、こちとらも生きているはずがないから「まあ、いいや」っていう気分でもいいということですかねえ。聞きたいよ。アハハハ。

|

« サミット主催国は3人に一人が非正規労働者という「先進」国 | トップページ | 外国首脳が大勢来て3億7千万円ムダ使いされた? »