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2008年8月12日 (火)

なぜ農水大臣は問題人物が多いのか?

福田首相が初めて自前の内閣だと選出した改造内閣が早くもポロッポロッと国民を敵視する発言を繰りかえしている。今日は2人を紹介し国民の立場から批判からしておこう。まず一人目は太田誠一(福岡3区選出、当選8回、62歳)氏という農水相である。俗に農水大臣というのは「呪われたポスト」「鬼門」とか言われるそうである。なぜなら、小泉内閣以来、このポストに就いた大臣がしばしば職務をまっとうできず途中でクビになる輩が多いからである。01年に就任した武部勤氏はBSE問題での失言で事実上の更迭、04年に就任した島村宣伸氏は翌年の郵政解散に反対して罷免になった。特に安倍内閣では笑いものになることが続いた。あの「ナントカ還元水」で有名になった松岡利勝氏は巨額の事務所費問題について、国会で追及されとうとう戦後の現職閣僚としてははじめての「自殺」に至った。その後を若林正俊氏が臨時の代理となり、次に就任したのがバンソウコウで有名になった赤城徳彦氏である。顔にいっぱい貼られたバンソウコウの真相は未だにわからないが就任わずか2ヶ月でクビ。そのあと若林氏がまたピンチヒッターで07年8月下旬の安倍改造内閣で選出されたのが遠藤武彦氏である。この方は就任するや否や農業共済組合掛け金不正受給問題でたったの8日間というソッコーで辞任した。わずか数年でこれだけのまともでない人物が大臣になり国民の怒りで辞任しているのだから鬼門だろう。で、今度の太田氏はなにや???それは10日のNHKテレビで「食の安全」について「消費者としての国民がやかましくいろいろいうと、それに答えざるをえない」「いまでも日本は安心だけれども、消費者や国民がやかましいから、さらに徹底していこうということでやっていく」などと2度も念入りに、食の安全についての国民の意見を「やかましい」と言ったのだ。たんなる言葉尻を捕らえた問題ではない。普通の常識の人ならすぐに「問題発言」と思うが、この人は心底から「国民がやかましい」と思っている確信犯だから本音でしゃべったのだろう。国民の皆さんよ。あの中国製ギョーザやBSE毒入り牛肉とか中国製ウナギ蒲焼とか、食品偽装や表示偽装などで消費者が意見をあげるとやかましいと言って愚弄されるのである。そして早速同じ閣僚の野田聖子消費者担当大臣から「不快感」を指摘されたが詫びもせず開き直っている。かたや首相は「消費者がやかましいなんて言うんだったら、あんまり適切な言葉でないと思う」とは言うものの自らの任命責任にはほうかむりである。この大臣は03年に早大生らによる女子大生集団暴行事件について「集団レイプする人は元気がある」などと女性を蔑視する発言でも物議を呼び03年11月の総選挙で見事落選(05年復活)。どうして歴代農水相には相次いでこんな教養のない人間しかいないのか。それほど与党にはまともな人物がいないということか。こんな農水大臣だから「食料の自給率40%をもっと伸ばすような農政の根本的な転換を」なんて言っても、「やかましい」と言われるだけだろう。まあこういう大臣のもとでは、自給率の向上なんてとても望めないねえ。最近、自給率が1ポイント伸びて40%になったが、これを聞いた太田農水相は「大変心強い兆候だ。この状況が続くようにがんばる」とか言ったらしいが、それは、好天で小麦や砂糖類の生産量が増えたりコメの一人当たり消費量が増えただけのことだ。自民党の農政によって増えたわけでもない。それよりも太田大臣には国民の声を「やかましい」というまえに、BSE牛肉か中国製メタミドホス入りギョーザでも毒見してもらってはいかがかと思う。駄目かな?無頓着な方らしいから、「美味しかった」と言われるかも知れないねえ。ハハハ。(長くなるからもう一人の有名大臣の国民敵視への反論は明日にします)

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