« なぜ農水大臣は問題人物が多いのか? | トップページ | 麻生幹事長の飲み食い1年で173日3500万円也 »

2008年8月13日 (水)

「マスコミと国民は無責任だ」と八つ当たりする厚労相

Photo

 昨報の「国民がやかましい」という太田農水相の暴論につづいて今日は舛添要一厚労相の「これが閣僚の言うことか」と思う暴論を紹介しよう。「中央公論」という雑誌の9月号に書いているもの。厚労相は例の後期高齢者医療制度について国民とマスコミに八つ当たりである。「マスコミに袋たたきにあい、大幅な見直しを迫られた」「テレビでみのもんた氏(多分、TBS「朝ズバッ」だろう)や古館伊知郎氏(多分、ABC「報道ステーション」だろう)が政府や役所を手厳しく追及し、怒っている姿を見て喝采しているだけの国民にも問題がある」と逆ギレしている。わたし的にも「朝ズバッ」や「報道ステーション」を見るが「喝采」までしないが、後期高齢者医療制度については何も間違った報道はしていないし事実をそのまま報道しているだけだと思っている。そして、不たしかかもしれないが番組に舛添氏本人も出演しているのを見た記憶もある。みの氏や古館氏に文句があるなら番組で言えばいいのに文句は言っていなかった。舛添氏はまた、後期高齢者の一人当たりの医療費は、65歳未満の人の「約5倍」だとして、「75歳以上を制度上で区切ることには極めて合理的な理由がある」述べている。あきれた話だ。65歳未満と75歳以上とどちらが医療費を必要とするか知らなかったのか。人生一生懸命お国のために働き税金を負担して、身も心もクタクタになっている高齢者は病気にもなりやすいし、それも重病なものも多い。だから皆保険制度を守って高齢者も守るようにしてきたのが日本の医療の良かった点だし、諸外国と比べても日本の医療費総額は少ない方だ。それを75歳以上は終末期だから医療費を減らすべきだと、どんどん医療費を抑制してきたのが長年の自民党政治じゃないのか。その中の一員が舛添氏だ。年々高齢化で医療費など社会保障費が自然増する分2200億円を毎年削減する小泉流「骨太方針」を忠実にやってきたことにも舛添大臣が噛んでいる。舛添氏はまた雑誌で「今の日本には、医療費を無駄にしているのは自分自身であるという視点が欠落しているのはないか。せめて風邪引かないよう、また、生活習慣病にならないよう、無駄な薬をもらわないように努力するのは当然だ」と、いかにも医療費がかさむのは国民に責任があるかのような言い方。医療崩壊を招いた政府の医療費抑制政策にまったく反省なし。制度に怒る国民に対し「無責任な国民のありようは『観客型民主主義』」だと詰るのだ。また、宙に浮いた年金記録問題についても、「郵便物などで熱心に通知をしようが『こんな難しいものは意味が分からない』と読みもせず、まるで自身で動こうとする人が少ない。難しいというけれど、義務教育は受けているのだから通知くらいは読むべきだ」と、まるで、国民は文書も読めない、読んでも理解できない奴が多いと言いたげである。何をいうかである。読んで疑問点を書いて返事を差しあげたが二ヶ月経ってもなしのつぶては私の場合である。だいたい「人が読んでも難しいもの」と理解しているのであれば、そのような文書を作ったのは誰や。舛添氏と厚労省の役人は人が読んでも理解できないような文書しか作れない教養しかないことを暴露しているだけだ。分かりやすい文書を作る能力がないのだ。作ったのは舛添氏でなかったとしても最終責任は大臣にもあるはずだ。それなのに、アーそれなのに「まるで協力しない国民に果たして権利があるのかと私は問いたい気持ちで一杯だ」と、とんでもない暴論まで書いている。読者のみなさん、これが国会議員であり、大臣なのですよ。しかも、福田改造内閣のなかで「人気がある」大臣だということで留任したそうである。こういう人が国民の税金で飯を食っていながら「国民は無責任」なんてこき下ろす。「年金記録、最後の一人まできちんと調査します」という公約も途中で投げ出して、「国民は無責任」だと雑誌に堂々と書くなんてあきれてモノも言えない。昨報の農水相といい、この厚労相といい、「福田内閣暴論コンビ」のほんの一幕でした。

|

« なぜ農水大臣は問題人物が多いのか? | トップページ | 麻生幹事長の飲み食い1年で173日3500万円也 »