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2008年8月26日 (火)

アノ手、コノ手も四面楚歌?の改造内閣

物価・燃料が天井知らずに高騰し、非正規雇用の拡大、社会保障の連続切捨て、老人虐待法である後期高齢者医療制度の廃止を求める声が増大しているにもかかわらず、国会は依然として夏休み状態。いったいいつになったら臨時国会を開くのかと思っていたら、なにやら、やっと9月12日召集で会期は11月20日までの70日間ということで決まったようだ。招集日や会期を決めるくらい簡単なことに見えるし、当初、首相は「8月下旬招集で会期も出来るだけ長く」とさえしゃべったくらいだ。首相の思いではもう今ごろは開会しているはずだった。なんで、それほど招集日や会期ぐらいでグチャグチャ時間がかかるのか、ここにも首相の優柔不断さの現われか。もっともその裏には公明党とのギクシャクがあるらしい。インド洋で自衛隊がアメリカのための無料ガソリンスタンドを「営業」しているが、これが来年1月に法の期限がきれるので、例によって臨時国会で再議決して押し通す必要があるから、早めの召集が福田首相の考えであった。これに公明党が難色を示した。「再議決は国民の反発を招いて総選挙には不利になる」というのが公明党の言い分だ。自民党って党は空気が読めない政党だが、その点公明党の臭覚は敏感で選挙に不利なことはしないというのだ。もともとインド洋のガソリンスタンドに賛成だったのが公明党だからちょっと妙だなと理解に苦しむ。そうしたら、それなりにわけがあった。国会会期が長いと、矢野絢也元公明党委員長の国会への参考人招致を恐れている事情があるのだと。矢野氏は創価学会から人権侵害を受けたとして同学会の幹部らを提訴している。その関係で国会で参考人招致されるのを恐れているわけだ。同時に公明党は「新しい顔で解散しないと選挙に勝てない」と画策している話もあるらしい。いずれにしても自公らの総選挙を前にした保身に明け暮れており、そんなことで国会召集日が影響されたら困るのは国民だ。そして一方では「選挙対策のため」として「バラマキ補正予算」とかで2兆とか3兆円という大型の補正を組んで、選挙に有利にしょうなどと与党が裏で蠢いている。麻生幹事長などが言う、「証券優遇税制」の拡充で、一部の富裕層に恩恵を与える政策などもその一つだ。そうした矢先にアノ問題続きの農水相が「国民やかましい」暴言につづいて、こんどは05年06年の氏の事務所費問題で、秘書の自宅を事務所に届け出て、職員も専用スペースもないのに二年間に2345万円もの事務所の経常経費を支出していたことが明るみになった。職員も事務所のスペースもないのに、誰になんのためにこんな多額の金を払ったのか疑惑モノである。今日の会見で太田氏は「問題があるとは思っていない」と平然としている。大臣辞任について聞かれて「そういう質問は理解できない」と語気を荒げた。03年6月に早稲田大学生の集団レイプ事件が起きたとき、「レイプする人はまだ正常に近いんじゃないか」「元気があっていい」というくらいの暴言男だから、事務所費なんか軽いものなんだろう。でもねえ、熊本出身の元の農水相の松岡氏も、絆創膏で有名になった赤城元農水相も事務所費問題から自殺やら辞任したのも記憶に新しい。今は「元気」だが、今度は太田さんの番だろう。そうしてピンチヒッターに出てくるのは例によって若林先生かねえ。もう4回目か5回目か知らないけど…。太田さんが頑張って辞任を拒否すればするほど、03年同様「レイプ暴言」で見事落選したように、有権者の力で審判してほしいものである。この人は福岡3区だから福岡の皆さん、福岡の名誉にかけてがんばってほしいね。福田改造内閣で人気を呼ぼうと選出した野田聖子消費者相は、不正取引で元役員が詐欺罪などで起訴された、冷凍食品大手の「加ト吉」から30万円の献金を受け取っていた閣僚であり、似たような問題閣僚が他にもいるなど、なにが「国民目線」の内閣か疑いたくなる。解散しょうにも「福田さんの下での解散はいや」と言われ、サミットや改造内閣と手を打っても支持率はほとんど低空飛行のまま。閣僚からは次々と問題発覚、与党の公明党ともかつてなく危機状態…これでは福田さんも安倍さんみたいに政権放り投げしないか心配するほど四面楚歌だねえ。

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