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2008年9月18日 (木)

毒入り米を必死でセールスする腐敗農水省

暴言や放言だけが得意な太田農水大臣と、「業者が悪いのであって農水省の責任ではない」と言いはる農水省事務方トップの白須事務次官らに指導される農水省のドタバタ劇が、さらなる悲劇を呼んでいる。昨日の新聞などで三笠フーズルートの汚染米を扱った400近い末端業者や施設が公表された。農水省は「非公表」と約束していたのに、直前になって公表すると言ってきたという。しかし、汚染米と知って流通させた三笠フーズや一部の業者を公表するならわかるが、「いい米と聞き購入した」、「我々も被害者」という末端の業者まで公表されたら、「あそこもワルか」という風評被害が及ぶことは簡単に想像がつく。非公開だと言って協力したら悪者扱いされて公表された末端業者や施設などはたまったものじゃない。とうとう奈良県では自殺者まで出た。痛ましいことだ。テレビとかでは「なぜ公表したのか」と詰め寄ると「大臣が公表せよと言ったから」という。あの大臣は「毒は低濃度だからジタバタしない」とまで公言した尻から、ドタバタして、何も知らされず騙されていた末端の業者までいっしょくたにされてしまう配慮のかけらも持ち合わせない大臣だ。もともとは義務がないのに「義務だから」と言って輸入しておき、不評で在庫が溜まりなんとか買ってもらうところを必死になって探し出したのが三笠フーズなのだろう。だから神様仏様で三笠フーズを大事にした。そこには「食の安全を守る農水省」という看板は投げ捨てるしかない。それほどに「事故米の消費を迫る上からの命令はプレッシャーだった」とNHKテレビでさえ語っている農水省の人もいた。そのうち、1年8ヶ月も前から内部告発の手紙が何度もくるから、一応形式的な立ち入り検査を装う。三笠フーズだけで5年間で96回も検査したがというが、検査日は事前にお知らせしているから、相手もバレナイようにすることをちゃんと心得ている。今日のテレビニュースでその96回の検査に入った報告書が公表されていたが、4日連続で検査したときの報告などは全く同じ文言のものであるなど、真剣に調査したとは到底思えないものである。「調査した職員の処分を検討する」なんていうけれど、その前に、義務でないものを「義務的」に輸入して、むりやりに売却先を探して押し付けた責任として、歴代農水大臣や事務方トップなどが処分されるべきである。さらに、数十年の自民党農政による食糧輸入自由化路線のもとで日本の食糧を際限なく海外に依存した結果、食料自給率が先進国で最悪の状態にした責任も重大だ。そういうなかでミニマムアクセス米(MA米)が毎年77万トンを「義務」だとしてWTOが押し付けてくるものをせっせと輸入する。WTO協定文を精査すれば「義務ではない」との99年の政府答弁もあるのに「義務的」だという。その結果今回のような毒入りや腐敗米が流通したのだ。そういう米を工業米として扱い、現場では売り物にはならない物を買ってくれたのが三笠フーズだ。国からの働きかけなのだ。こうした輸入は事故米であろうが正規米であろうが農家に減反を押し付ける役割を果たす。その後は耕作のしない農地が増えてこれはやがて放棄地となり日本の大地を破壊してきた。そのうえ規制緩和で誰でも米を販売、出荷できるようになり、米価の買い叩きで下落がおこり、今や07年産米では稲作農家の収入の「時給」は179円といわれ前年よりも77円も下がった。サラリーマンの最賃の4分の1という悲惨なありさまである。これでは米の生産が続けられるわけがなく危機的事態にある。根底には農業を厄介者にしてきた歴代農水行政と自民党農政の責任は重い。今の農水省の姿勢では「食の安全」なんてとても信頼できない。安全とか不正転売という減少で済まされない。はっきり言って「毒入り米推奨の農水省」である。そういう仕事をしている公務員に国民の税金で高級な給料を払っていいのか。しっかりと考えなければならないし、それに意思表明できる総選挙が近づいている。自民党の総裁選ばかりを垂れ流すテレビの電波ジャックに抗して、しっかり考えるときが近づいているから、きれいなお米に変える一票を行使しましょうね。

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