« またまた!あの太田農水相の暴言馬鹿が炸裂! | トップページ | セレブな総裁候補らは生活苦にあえぐ6割の庶民を理解できるか »

2008年9月14日 (日)

外国産米の輸入は「義務だから」という論陣はウソでないか

事故米、汚染米がいよいよ農水省の責任やら、あの大阪府知事流に言えばクソ大臣(ごめんね。わたしの言葉じゃない。原語は橋下知事なのだから、念のため)の暴言やら、毒入り米をばらまいた三笠フーズをはじめ、愛知県の「太田産業」「浅井」などが連日テレビでも新聞でもトップ扱いである。ところで、なぜこんなコメが外国から輸入されるのかという疑問に対して、テレビの解説者やコメンテーターなど出演者が、「世界貿易機関(WTO)で輸入が義務付けされている」と問題にもせず、「輸入はやむをえない」ものであるかのようにしゃべる人もいる。真実はどうか。わたし的に愛読している「真実を報道する」と自負する「しんぶん赤旗」の論陣はそうではなく、「輸入したい人にはその機会を提供せよというものに過ぎません。(99年11月の政府答弁)」ということを日本共産党の「農業再生プラン」は指摘している。また、「農水省は…、07年度のMA(ミニマム・アクセス)米の輸入を約7万トン残して打ち切ってしまいました」(9月10日付同紙「主張」)と輸入拒否した実績も紹介している。そもそもWTO協定をめぐる発端からして同紙の最近の報道から紹介しておこう。「日本農業は、就業者も農地も国内生産も減り続けています。供給熱量でみた食料自給率は2006年度に39%(07年度は40%)まで低下しました。農業を荒廃させる重要な転機となったのは、コメを含む農産物輸入を全面自由化する世界貿易機関(WTO)の農業協定を受け入れ、日本の農業・食料政策の基本をWTO協定に従属させたことでした」(08年8月19日「赤旗」3面)と解説している。この決定的場面になったのは1993年12月14日の未明で、時の政権は細川護煕内閣であった。深夜の記者会見で細川首相は「ジュネーブでの関税貿易一般協定(GATT)ウルグアイ・ラウンド交渉の「合意」を受け入れる」と発表した。首相は「コメの輸入に道を開くことは、…まさに断腸の思い」とも述べたが、コメ輸入の必要のない日本にその自由化の扉がこじ開けられた瞬間であった。当時の細川内閣は、日本新党、新生党、新党さきがけ、社会党、公明党、社会民主連合(社民連)、民主改革連合(民改連)の8党・会派の連立で強行した。いわゆる「非自民」を旗印にした諸党が、それまでの自民党政府が敷いた農業破壊のレールの上をなんの躊躇もなく走ったのだ。これらの諸党には現在の民主党の議員も大勢いたのである。翌年12月にWTO協定にもとづく関連法が日本の国会を通過したが、そのときの内閣は村山富一首相と自民、さきがけ、社会党が与党だった。前首相の細川内閣与党の全政党も賛成した。唯一、日本共産党だけが反対を貫き、同年12月15日の「赤旗」は、「アメリカに屈従、日本農業破壊の細川内閣の売国的暴挙」と一面トップで報道。志位和夫書記局長(当時)は会見で「各国の経済主権をいちじるしく制約し、多国籍企業と大国の利益のために発展途上国に多大の犠牲を強要するWTO協定の根本的性格も明確となった」と批判。主犯格の細川内閣とそれにつぐ村山内閣を糾弾した。それから毎年、不人気の外国産米(庶民は「ガイマイ」と言った)を「ミニマムアクセス」(最小限の輸入量)米として毎年77万トン(わが国の年間消費量の8.4%に匹敵)の輸入を押し付けられている。そのなかで残留農薬が基準値を超えたり、輸入の輸送中に発がん性カビが生えたりしたものを汚染米とか事故米と称している。10年来にわたってそういう汚染米が日本国中で食用米として流通していたわけだ。誰も食べたくないガイマイの輸入はやめてほしいというのが国民の世論だ。国際的にコメ価格の高騰が続いている中で日本が輸入することはさらにコメ価格の高騰につながり、コメ不足で困っている国々の食料をも奪うことになる。さらに日本の農家に対して減反を押し付ける原因にもなっているのだ。また外国産米は安いから日本国内では、米価下落の大きな原因ともなり、農家はコメを作れば作るほど赤字なのだ。だから国連人権委員会の04年の勧告でも「各国政府に対し、食料に対する権利を尊重し、保護し、履行するよう勧告する。WTOのアンバランスと不公平に対し、緊急の対処が必要である。いまや『食料主権』のビジョンが提起しているような、農業と貿易に関する新たな代替モデルを検討すべきときである」(前出、共産党の「農業再生プラン」)と明確にしているのである。農業大国アメリカなどの多国籍農業関連企業の支配による、不当なWTO協定を抜本的に改定し、先進国で最低の食料自給率である日本の「食料主権」が今こそ求められるし、ミニマム・アクセスは冒頭に述べたように「義務」ではないのだから、汚染米は輸出国に返品するなどが必要だ。そういう声を大いに上げるべきである。

|

« またまた!あの太田農水相の暴言馬鹿が炸裂! | トップページ | セレブな総裁候補らは生活苦にあえぐ6割の庶民を理解できるか »