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2008年9月30日 (火)

かつて「下々の皆さん」と言った目線の麻生所信表明演説

なんだか激動が見えるような情勢になってきて、わたし的な身辺も忙しくなってきた。あの中山国交相が炸裂させた暴言数連発で見えたように、もはや今の自民・公明政権では大臣をやる人格の人間さえいないことを暴露した。考えてみてよ。ナントカ還元水の熊本選出だったと思うが農水大臣が自殺せざるを得ないような人物。そして赤城の山の絆創膏だらけの後継ぎ人物、さらに「国民がやかましい」発言の太田前農水大臣が辞任したのはほんの2週間ぐらい前の話。そして今度は暴言連発の中山のド阿保。敬称もへったくれもないこの人物は、まさに1世紀の時代遅れの化石というか、封建制時代の男である。勉強不足も時代誤認も甚だしい男がよくも国会議員をしているなあと思う。自民党にはたくさんの代議士を抱えているが、出てくる大臣が次々とこういう体たらくなのだから、もう、自浄能力もないほどに議員の劣化が激しく進んでいるということだ。中山氏を選出したのは宮崎県でっせ。いま人気の知事に立候補してもらい衣替えしますかねえ。こんな前時代的な輩を次の総選挙で同じように輩出するようではせっかくあの知事を生んだのに恥をかきますわなあ。さて宮崎の皆さん、どうするのですか。こんな国交相を任命した麻生首相は9月29日、初の所信表明演説をした。これがまた首相の「所信表明演説か」とか嘆くようなKYな演説だった。安倍、福田と政権を投げやったあとの首相なのに、そのことへの反省の弁はほとんどなく、打開する術も知らない子供だましの演説に終始した。「強く、明るく」などと、二代前の「美しい国(逆さまに読めば「憎いし苦痛」)、日本」と叫んだあの男に良く似ている。そして演説したのは「民主党に問う」というくだりである。約20分の演説で「民主党」と言う言葉が12回もでるほど、総選挙を前に民主党と対決したいのだろうが、所信表明演説とは全国民に向ってどういう政治をするのかということを訴えるはずなのに、相手はわずか4万人の党員しかいない民主党だけしか目に入らない、顔の割には肝っ玉の小さい演説だった。すべての国民のことなどは目にも入っていない首相なのだ。挙句の果てには「日本経済は全治3年だ」なんて「診断」しておきながら、そういう重症に至ったのはどの政党に責任があるのかは一言も述べないうえに、その応援策として「構造改革」路線であいも変わらず「規制」と「税制」を変えて大企業減税を進めるしかあの首相には解決策がない。そして国民全体を見る目がないから社会保障費はひたすら削減するのである。後期高齢者医療制度も「廃止して解決するものではない」と言って存続すると述べた。また、「テロとの闘いが重要」ということで国連よりも日米関係が大事と依然としてアメリカ優先でインド洋での給油に執念を燃やしアメリカ言いなりの姿勢しかない。汚染米など「食」の安全に対する問題でも必要のない米を輸入するアメリカの要求を呑んだ自民党農政には一言の言及もなく、まともな解決には口をつぐんだままだ。そもそも麻生氏は衆院議員選初出馬の1979年、開口一番、支援者に向って「下々の皆さん」とぶったのは有名だ。支援者にすら「下々」と呼ぶような経歴、すなわち下々は俺の言うことを聞けという強権思想をもつ首相には未来はない。そう言っておこう。

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