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2008年9月 4日 (木)

増税戦犯が「定額減税」を大宣伝しているが…

 安倍・福田内閣と二代連続ニッポン無責任時代みたいに、「あたしの力でどうしょうもないのでやめちゃう」と政権を放り投げてしまった。国民の暮らしがかつてない大変なときに、命を投げ出してでも国民を守るために死力を尽くす…政治家の最高幹部たるものはこの姿勢が当然なのだ。そういう気骨がないなら最初から政治家をやるなと言いたい。三日にめげず豪華食事のホテル暮らしをしているという福田首相には明日の食事をどうしようかと悩み苦しんで、「蟹工船」のようなドレイ工場へ派遣労働している若者たちの心などわかるはずがない。メディアはもっとこうした政権投げ出しの無責任さを暴く必要がある。しかし、もう麻生がどうだ、K氏もI氏も意欲的だとか、ポスト福田のことばかりである。そういうメディアの姿勢が自公政治の罪を免罪している。「次は誰だ」というテレビで長々と好き勝手な放映は自民党がテレビジャックしたみたい。これでは一党に公共の電波を使って無料CMしているのと同じで極めて不公平であり、偏向報道である。そしてそれが時には次の総理をメディアの誘導的報道で作りあげてしまう。かつて小泉氏の最初の総裁選挙がそうであった。メディアによって「小泉旋風」が仕組まれた。まるで小泉批判するものは日本人にあらずといわんばかりの猛烈な旋風だった。それが今、かなり大勢の心ある国民が「小泉改革こそ、貧困と格差を広げ、老人虐待の医療制度を決めた張本人だ」と理解されるようになってきた。安倍・福田氏ともこの小泉構造改革路線のマイナス遺産に忙殺されながら、それに決別する根性がなく、無残な姿をさらしたに過ぎない。結局、小泉「構造改革」を進めようとすればするほど、大企業の応援政治で、国民生活を痛めつける政治しかない。だから与党のなかでも矛盾が噴出し公明党が「定額減税」を強行に自民に迫った。もう一つはブッシュとの約束を守ろうとインド洋での無料ガソリンスタンドの延長に執念をもったがこれも公明党が抵抗した。内閣改造で党幹事長に麻生氏をすえて公明党の手なづけを期待したが、麻生氏は逆に公明党の票ほしさに彼らのいいなりになった。これを見て悲観した福田首相は「や~めた!」とさじをなげた。大企業奉仕とアメリカ言いなりを続ける限りは解決しようのない迷路、「進退きわまれり」という状況なのだ。では公明党のいう「定額減税」は庶民にとって吉となるのか。これも1年ポッキリで額も決まっていなければ、財源をどこから充てるかも決まっていない。「年末の税制抜本改革の議論に併せて引き続き検討する」というだけだ。「年末の税制抜本改革」には消費税を含めて論議される。自民党としては大企業の法人税減税もしなきゃあならないので「定額減税」とあわせて、引き当てる財源が見つからない。ということは自公流の財源策ではもう消費税をあげるしかない。だから仮に少しばかりの減税があったとしてもそのあとから、長期にわたる消費税増税ががっぽりくることはまちがいなし。公明党っていう党は、03年に「百年安心の年金プラン」と言って、99年から実施されていた「定率減税」を廃止して、基礎年金の国庫負担を3分の1から2分の1に引き上げることで「年金100年安心」と大宣伝をした。そして昨年までに定率減税は廃止され国民に2兆8千億円の負担増を強いた。ところが年金財源にはその4分の1も回っていない。そんなウソつき「増税戦犯」の実績があるのだから、今度こそ「公明党のお陰で定額減税だ」なんていう甘い宣伝に騙されないようにしなきゃあまた泣くことになる。公明党はまたインド洋のガソリンスタンドにも反対しているようなそぶりだが、今年の通常国会では賛成して衆院与党の3分の2で再可決しているのだ。総選挙が近いから今回はやばいと先送りしているだけの話。狡猾・陰湿な宗教政党は、それでも福田氏辞任で麻生氏という相手にしやすい親密な御仁が首相になれば思惑通り万々歳なのだ。身も心も公明党に抱きつく自民党。一層の自公蜜月路線は国民にとっておどろおどろしいことになるだろう。そんなのイヤと言って民主党? しかしこの党もアメリカ離れはしていないし、大企業から献金ももらっているから弱い。財源論でも自公とほとんどかわりなし。もう「政権奪取」したような顔しているが、顔が変わっても政治の中身が同じなら進化しない。そこで対米路線でも展望をもち、大企業のあくなき利潤追求を暴き、財源論でもピカイチはやっぱり共産党しかない。この党に注目しよう。

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