« 原作/自民党、演出/メディアの茶番劇 | トップページ | 汚染米の流通は農水省にも重大な責任あり »

2008年9月 8日 (月)

自民党の党員数はピーク時の5分の1に後退

 大相撲の大麻疑惑で先日から騒がれていた2人の力士の精密検査結果がはっきりし、相撲協会の理事会は、2人の力士を解雇にすること、理事長が親方をしている北の湖部屋からもクロの力士が一人出たため、理事長を辞職することになったというニュースも話題を呼んでいる。理事長の後任には武蔵川親方が就任するとのことである。不祥事続きの大相撲、もう国技と言われてもさっぱり人気が落ち込んで、本場所では土曜、日曜はともかくとして平日など観客は見るも無残なほど減っていた。また、食の偽装というか食べてはいけない米=事故米=を食用米として販売していたというけしからん事件も話題になっている。この点ではまた農林水産省が何をしていたのかが問われている。農水大臣はずうーと鬼門さんで出てくる大臣が事務所費問題で追及され自殺や辞任、まだ居座っている現職大臣も暴言や事務所費問題があったが、福田首相の無責任オッポリ出しで影が薄くなったようだ。そういう最中にやっぱり総裁選問題で恐縮だが、今日は自民党の組織について述べたい。今朝のテレビをなにげなく見ているときである。例によって新聞の紙面をパネルにした記事の紹介で、自民党の党員数がこの20年来で5分の1に減ったという記事だった。どこの新聞記事か見落としたのでネットで検索。当該記事は見当たらなかったが、関連する記事やらブログがたくさん見つかり筆者なりに信憑性を確認しながらまとめて見た。はっきりしたのは、自民党員数のピーク時は1991年の547万人で、それが2000年には237万人と半減、06年に119万、07年末に110万人と後退続きである。最高時の5分の1だ。どうしてこうまで減ったのか。何よりも国民虐めの政策がばれてきたことだろう。アメリカ一本やりと大企業奉仕の政治の半面で、国民には相次ぐ負担増の連続である。特に公明党と連立した以後の7、8年は特にひどく最近では後期高齢者医療制度問題や道路特定財源の固執、官僚の天下りなどで自民党離れが加速した。加えて、自公が進めてきた平成の市町村合併で地方の市議や町議の定数が大幅に削減され、圧倒的多数だった無所属議員のなかには公認でなくても自民党や系列の議員がいたが、その多くが議員を辞めざるをえなくなったこと、また、05年に小泉構造改革により郵政民営化が実施された。旧郵便局は全国をネットワークとするなかで特定郵便局長の組織として、「大樹全国会」という組織が自民党の集票機構として辣腕を振るっていた。その組織がバラバラになり力が衰えたことなども影響したようだ。皮肉にも自公の政策実現の結果である。自民党離れの典型例として、京都府で最大の自民党地域支部であった伏見支部〔党員1175人〕の淀分会。党員98人で支部の中では最強の分会であった。今年5月12日に解散。80台の前分会長は「社会保障を削り、お年寄りを姥捨て山に持っていく制度をつくった。党員や支持者は高齢者ばかりなのに年寄りははよ死んだ方がええなんて政治はおかしい」と語る。別の分会長は「最近の自民党の政治は庶民に納得いかないものばかり。もう嫌気がさしたという気持ちはかなりある」ともらす。また70台の分会長は「長年自民党を支持してきたが、商売もうまく行かないし、もう応援する気にもならない。こんな政治が悪いんやから共産党にきばってほしいわ」とまくし立てたと言う。

 そんな京都市で昨日、京都市議南区補欠選挙(定数1)で、共産党候補が10441票を獲得し、自民党候補(死去した市議の長男)に2200余の差をつけて当選した。京都は共産党の力が強いところとは言え、選挙戦では京都在住の伊吹文明財務相、谷垣禎一国交相の両閣僚が入りテコ入れを強めたなかでの勝利だから情勢の進展を示すものとして注目される。こうした自民党の後退を補うためには公明党=創価学会の協力が欠かせないわけだ。だから公明党いいなりの首相の誕生をほくそ笑んでいるのが創価学会なのだろう。こわいねえ。

|

« 原作/自民党、演出/メディアの茶番劇 | トップページ | 汚染米の流通は農水省にも重大な責任あり »