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2008年10月24日 (金)

就任早々脚光あびた「高級飲食店通い」の総理ではねえ…

 麻生首相の夜な夜な高級飲食店通いについてメディアでも批判があいついでいる。総理に就任して10月21日まで28日で32回も高級料理店やレストラン、会員制バーなどで「夜の会合」なのだ。総理になる以前からもこの人の豪遊癖は有名だ。「ミシュランガイド東京2008」で最高の三ツ星に選ばれるような店や芸者の付く店、ホテルの会員制バーで葉巻をくゆらせながら「会合」らしい。06年などは政治資金収支報告に記入した正式な飲食費だけでも年間170回3460万円に及ぶ。一夜にして332万円も使ったというのだから、年収200万以下の派遣労働者が1032万人もいるが、その人たちの年収の1.5倍もの金を一夜にして飲み食いする勘定になる。記者などから「庶民の感覚とかけ離れているのでは」と指摘されると、「ホテルのバーは安全で安い」「周りに30人の新聞記者がいる。警察官もいる。安いところに行って営業妨害と言われたら何と答える」などと逆切れするありさまである。19日にはスーパーを視察したり、客待ちのタクシー運転手に売り上げを聞いたりと「庶民的ポーズ」だけとってその夜は帝国ホテルで2時間の夕食。この人は1979年総選挙に初出馬したとき、いきなり「下々の皆さん」とぶったことで有名だが、スーパーへ行ってわずか15分ほどの時間で「下々の連中」は何を食っているかと視察したのだろうか。麻生財閥の御曹司だから下々の食べ物に興味が湧いたのか。いずれにしてもいまやアメリカ発の金融危機が80年前と同じように深刻な世界同時不況の懸念さえ生まれており、若者は使い捨ての労働でお年寄りは姥捨て山行きと言われる後期高齢者医療制度に囲い込まれようかという時代が自公によってすすめられているとき、国家行政の長である総理が、夜な夜な超高級飲食店通いとは倫理的節度から見てもおかしい。いくら自分のお金だとはいえ、行政の最高責任者たるものは国民の実態に鑑みてその気分や境遇を顧みてこそ宰相たるものだろう。総理とは私人ではなく公人であることをわきまえるべきだ。それを記者団に指摘されて逆切れする品のなさにはあきれる。「毎日」新聞の今日の社説には「〔首相は〕『ホテルのバーというのは安全で安いところという意識が僕にはあります』と、答えている。高いか安いかは、各人によって認識はことなるはずだ。だが、物価高、金融危機に直面している一般国民の生活に配慮する姿勢は、トップには欠かせない要件だ。安全な場所というなら、首相官邸脇の首相公邸が一番のはずだ。『次の選挙までは入居しない』と、首相は公言するが、旧官邸を改装しただけに広さも十分だ。警備陣の移動も必要ない。殺到するマスコミ陣で麻生首相が心配する店側からの『営業妨害だ』というクレームもつかない」とたしなめている。まったくその通りだと思う。そのための官邸であり公邸であるはずだ。それにしても知らなかったけれど首相公邸に『次の選挙まで入居しない』と公言しているってなんでだろう。すでに、次の選挙で政権が交代するとでも思っているのだろうか。だったら短期間だから入居しないというのは分かるけれど……。まあ、しかし就任そうそう高級料亭通いが脚光あびるような総理では「下々」の反撃にあって公邸に入る機会はとうとうなかったということもありうる話だねえ。折りも折、麻生首相が15分ほどスーパー調査に行ってたちょうどその頃、東京明治公園では、「下々」の最たる若者たちが「反貧困」をかかげて貧困をなくすための集会が開かれていた。麻生様、そんな人たちの爪の垢でも飲んでみたらいかがでしょう。

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