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2008年11月 9日 (日)

進むも地獄、退くも地獄の麻生首相

 福田前首相が自民党の危機に関し自ら退陣して、選挙に勝てる『顔』として選ばれたはずの麻生首相ですが、就任二ヵ月ににもならないうちに、世間では「迷走内閣」「ダッチロール」「漂流首相」などともはや末期的事態に直面している。華々しく?劇場型総裁選で「顔」を売ったつもりがあだ花になりそうだ。衆院解散ができないなかで右往左往という状況である。当初は「臨時国会冒頭解散、11月2日投票」であった。それが11月30日投票にかわり、現在は「しかるべき時期」と先延ばし。ところがその間に支持率は下落の連続。最近の「読売」世論調査では「支持」より「不支持」が上回る結果に。選挙向けに「追加経済対策」と称して、首相みずから「全世帯」に生活対策として「給付金」支給とアドバルーンをあげた。消費税増税とセットだから怒りが爆発したのはもちろん、肝心の内閣のなかでさえ「給付金」に所得制限をつけるべきだとか、いや全世帯だとバラバラでまとまらない。首相も「全世帯」なら自分ところにも支給されるので気が引けたのかどうか、最近は「生活が安定している世帯には支給しない」と言い出す始末。「読売」調査では給付金支給を「評価する」は37.7%しかない。自民党内の独自の選挙情勢調査でも議席獲得予想が悪くなる一方であるという。10月下旬の調査では「民主党が過半数獲得」となったという。自民党閣僚関係者は「進むも地獄、退くも地獄」という声さえ出る始末。ずるずる先延ばししても展望は開けない。アメリカ大統領選結果も民主党には追い風になっても自民党には逆である。早期解散を望む公明党と極秘で会談したそうだが、「誰のおかげで総理になれたと思ってるんだ」と述べたとの報道さえあり、通信社に抗議する騒ぎになったという。表向きは別として「早期解散」の釘をさしていた公明党とギクシャクしているのは誰が考えてもありうることだろう。支持率下落やら、自分が指名した閣僚からさえ異論がでるやら、満を持して出した「給付金」も国民の世論が得られないやらで四面楚歌というのが率直なところか。ストレスがたまって高級飲食店での飲み食いだけはやめられないだろうと察するわなあ。こんなときだからこそ国会で徹底審議で麻生内閣を追い詰める論戦が重要なときに、野党の民主党が首相の解散を匂わすような素振りに応じて、与党の補正予算案に賛成するとか、新テロ特措法は審議を「1日、1時間でいい」と自公に協力し、解散がないとわかると急に「対決路線」に切り替えるなど迷走した。そんな筋の通らないことで結局「解散先送り」にさせてしまったのは残念だ。そんな2大政党に対して、「読売」調査は、「今回は自民(支持率)が大幅減の32、4%となった一方、無党派層は33.0%に急増してトップに躍り出た。民主は23.4%と横ばいだった」と解説。見出しには「自民離れ民主に流れず」「無党派層急増」であった。自民党にも民主党にも「不満」と答えた人が約8割、「期待していない」も5割に達したという。有権者はいらいら気味なのだろう。麻生首相が街頭演説場所で好みである東京・秋葉原で10月26日に首相就任後、初の街頭演説を行なった。聴衆のなかには「とっとと解散しろ」と書いたプラカードまであったというのだから政治不信、政党不信が増えつつあるのも事実だ。

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