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2008年12月 2日 (火)

ダッチロールの麻生内閣、給付金は救世主になるか?

 いよいよ麻生内閣は飛行機に例えるとダッチロールになってきた。飛行機が横揺れしながら左右に蛇行している事態である。「日経」とテレビ東京の世論調査では内閣支持率は前月調査よりも一気に17ポイントも下降して31%。「産経」とFNNの共同調査でもやはり17ポイントの下落でこちらは27.5%と、支持率で「危険水域」と言われる30%を切った。反対に不支持率は前者が62%、後者は58.3%と6割前後まで一気に20ポイント以上跳ね上がった。ダッチロールの乱高下は上がったり下がったりするが、政権発足時から下降の一途だからそのうちどこかの山に墜落する危険性がある。そりゃあ無理ないわねえ、操縦士の麻生さんがこの二ヵ月余何をやったのかさっぱり印象にない。それでもインド洋の無料ガソリンスタンドだけは維持したいと衆議院での「再可決」のために国会会期を延長したことぐらいが印象に残った程度。あとは「ばらまきだ」と、定額給付金を含む「経済対策」というアドバルーンを上げたが、その定額給付金も「経済対策としては不適切」と「産経」・FNN調査では76.9%の人が回答した。加えて失言・放言語録が華やかに(?)連続して爆発したからダッチロールも仕方ない。医師を怒らせた暴言のあった日の3時間後に「たらたら飲んで食べて」発言で今度は高齢者を怒らせた。いわば「失言」と給付金による迷走が支持率急落の原因である。暴言・失言に口封じしようと臨んだ民主党代表との党首討論は、それに気配りしすぎて味気ないしゃべりで、民主党代表に点をとられた。おかげで「どちらが首相にふさわしいか」という世論調査の問いでも、小沢氏の方がはじめて僅差であるが上回ったのが「産経」・FNN調査である。ところで迷走中の給付金であるが、さすがに国民はチャッカリしていて、「不適切」「バラマキである」と批判はしつつ、「給付が決まれば受け取ろうと思う」人が88%だという。「給付」だからもらって結構、なんの犯罪にもならないお墨付きのものだから…。でもねえ、「批判する者は辞退しろ」っておっしゃる政党もいるから公言は要注意。この政党、はじめのうちは「クリスマスプレゼント」などと支持者を回って訴えていたが、クリスマスには間に合わなくなると「お年玉」と…。それも麻生さんは来年の通常国会で提案となったから間に合わない。早くても来年3月頃からバラマキ開始だとか。じゃあこんどは「入学、進学、就職祝い」っていうのだろうか?与党は「批判があっても手元にお金が届いたら選挙では与党に投票してくれるからそれまでは解散しない」なんて声も聞こえてくる。「それって、巧妙な公的資金による悪どい選挙買収じゃないの?」という人がたくさんいる。まさしくそうだろう。財源は国、だが「決めたのは私たち、反対したのは野党」と吹聴して票をかすめ取るスンポウはミエミエだ。そんな宣伝にごまかされて与党を支持すると、我々の願いを実現する未来は遠くなるよねえ。毎年、師走のこの時期に行われる「08流行語大賞」に「名ばかり管理職」、「後期高齢者」とともに「蟹工船」が入賞した。う~ん、貧困と格差が広がる世相を反映しているなあ、この国の人々の大半はまだ健全だなあなどと、今日も1級河川の河川敷を散歩しながら思った次第である。

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