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2009年2月 2日 (月)

年金未解決を大量に放置しながら消費税大増税とは!

 2007年だったか、いわゆる「消えた年金5000万件」が発覚したとき、安倍首相は夏の参議院選挙のさなかに、「最後のお一人、最後の1円まですべて記録をチェックし、お支払いする」とさかんに約束した。自民党の政策ビラや政府広報では「来年(08年)3月までに未確認の年金記録は名寄せを完了します」と謳った。ところが参院選が終わってまもなく安倍首相が政権から逃げてしまった。福田政権が誕生し、年の暮れになると「3月末までに解決すると言ったかなあ」とおとぼけぶりを発揮したのを覚えている。約束の期日から過ぎることまもなく1年がやってくる。福田内閣も無責任に政権を投げ出し、いまは麻生政権である。先日(1月29日)、社保庁が日本年金機構設立委員会に提出した資料では、なんとまあ2562万件が未解決なんだと…。持ち主の記録に統合されたものが910万件、死亡などが確認されたものが1623万件であわせて「解決」が2533万件。ほぼ半数がいまだに未解決ということだ。「今後解明をすすめる」ものは1209万件、記録に結びつく可能性の高い人に年金特別便を送付中のものが820万件、解明作業中のものが533万件あるという。安倍首相が約束した期日から1年半以上たっているのにこんな状況だ。そんなことは最初から予想されたことだ。だったら参院選さなかにウソの公約をしたことになる。「死亡などが確認された」という1623万件のなかには、きっと年金受給中の人もあっただろうに、統合もされずに亡くなったというのは悲劇である。わたし的にも去年の夏、「年金特別便」が届いたが、47年前の頃の分で2年4か月分が抜けていたから、国の怠慢を叱り、47年も前の給与明細など残しているわけもなく、事業所も消滅、経営者も死亡しているから「調査して回答をよこせ」と返送したが、なしのつぶてである。烈火のごとく怒りたいのは、消された年金を大量に放置したまま、麻生首相が消費税を大増税するレールを敷こうとしていることだ。おのれらの失政をきちんと解決しないうちに大増税なんてあまりにもひどすぎると言いたい。麻生氏はこのところ消えた年金問題なんかはほとんど言わないが、もう頭のなかは「あれは過去のこと。わたしじゃない。別の首相の時だ」と思っているのだろう。きちんと支給するべきものも支給しないで「やれ消費税増税だ」なんてまるで詐欺商法ではないか。人気挽回しようと増税付の定額給付金という毒入り饅頭を見せびらかして、この首相もそのうちトンズラするのだろう。「自民党をぶっ壊す」と言って登場した小泉構造改革で「国民に年金ネコババと負担増を押し付け、ぶっ壊れたのは自民党ではなく「社会」そのもの。そのあと、無責任首相が3代も続いているが、今度の総選挙で少しでも前向きな政治へチェンジしたいところである。でもねえ、「政権を獲得したら、4年後に消費税(増税)を検討するのは当然だ」という小沢民主党が躍進しても、税率引き上げ狂騒曲になるしねえ。ここは一つ、増税反対でしかも財源論を示せる共産党がどれだけ前進するかにかかっている。二大勢力のキャスティングボートになるほどに前進しなければならないだろう。それが増税をさせない一番の近道だろうと思う今日この頃だ。

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