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2009年2月24日 (火)

首相の座を降ろす「おくりびと」は誰だ

 米アカデミー賞で「おくりびと」が外国映画賞を受賞し、昨日からのテレビはもっぱらこの話題でもちきりだ。「おくりびと」は見ていないので見ようかと、当地の映画館のHPを見たが上映館はなし。もう済んだのかなあ。この映画は、遺体をひつぎに納める「納棺師」を通じて人間の生と死を見つめ、命の尊さや家族愛を訴える映画と言う。ともかく、映画界の最高峰の受賞というからすごい作品なのだろうと思うし、それが日本の作品とはすばらしいことだ。おめでたいことである。この映画は人間の尊厳な「命」のことであるが、同じように「命」という字が付くもので政治の世界では「政治生命」という言葉がよく使われる。ナマ身の命ではなく政治の世界で活動するにふさわしいかどうかが問われる意味である。とりわけ国権の最高機関である国会議員の「政治生命」は選挙という洗礼を受けるだけに、国民の範たる姿勢をどんな場合でも発揮することが求められると思う。だから暴力的な犯罪はもちろん、政治家の場合は汚職だの利権がらみの贈収賄事件が多いが、いわゆる品性という意味でも国民から認められることが必要である。ましてや閣僚や総理大臣ともなれば、国会議員のなかでも模範たる姿勢を示さなければ、24時間中国民の目にさらされている。最近の「もうろう会見」で辞職に追い込まれた大臣などは論外である。「もうろう会見」もひどいがバチカン博物館で警報を鳴らすような騒ぎなんて、普通の国民でもめったにあることではない。もう政治家以前の問題だ。大臣は辞めてもまだ国会議員であることはまちがいない。今日のテレビのバラエティー番組では、なんと、あの大臣の「もうろう会見」をもじった「携帯ゲーム」まで現われたそうである。それほどまでバカ扱いされてでも国会議員に居座っていたいのだろうか。そして、そんな「もうろう」ぶりをよく調査もせずいったんは「続投」指示した麻生首相の浅はかさも目を覆う。だから、あの事件後の世論調査でも支持率は引き続き下落だ。15%(日経)、13%(朝日)、11%(毎日)、11.4%(産経)と10%台前半ばかりである。「不支持」が81%と出た調査もあるのは驚くべきである。もはや「世論」どころか「総意」として「麻生首相はやめよ」なのだ。そこでだが、首相も人間だから「納棺」というナマ身の命を指すのはいかにも失礼だから言わないが、「政治生命」としては「首相のイス」を去って欲しいというのが「不支持」の共通した声だろう。その意味で「総理のイス」から去ってもらう「おくりびと」は誰になるのか。ところが、世論調査でも「誰が首相にふさわしいか」という問いでは、最大では民主党の小沢氏だが、しかし過半数には程遠い。「ふさわしい人がいない」というのが一番多いようだ。大変な日本である。そうは言っても誰かがやらねばならない。自民党の中では消費税増税派の旗手で古希のおじいさん与謝野氏、小泉構造改革派の石原氏、同じく構造改革派で政党渡り鳥の小池氏、消えた年金も解決できず後期高齢者医療制度押し付けた舛添氏、ほかに石破氏などの名前が上がるがいずれも支持率一桁台のドングリの背比べだそうだ。それよりも総選挙までにまた総裁選をやるとなると、もう国民は自民党自体を見限るだろう。だから、麻生氏で予算案が成立したところで即刻解散し、総選挙の結果で次期首相を選ぶしかないだろう。なんでも思いつきでぺらぺらしゃべり、その時々の言い逃れしか出来ない無定見な麻生首相はもうコリゴリである。オバマ大統領と会って意気揚々?と帰って来るのだろうが、アメリカ経済の立て直しのために新たな財政負担の約束などしてくるではないかと心配である。

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