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2009年2月19日 (木)

中川騒動の影でクリントン訪日はブッシュより悪

オバマ政権下で外交を担当するクリントン国務長官の初の訪問国が日本であると標榜し、やたらとそこらじゅうで笑顔をばらまき、「秒刻み」で駆けずり回ったとか報道されている。日本のメディアのほとんどはそうした行動だけしか報じない。まあ、根っからの飲酒男の辞任劇で騒動したので、新聞も一面は中川、中川で埋め尽くされたのも皮肉な結果で、クリントンは後景に追いやられたのかも。なぜ、日本が一番国だったのか。そしてサプライズ的に2月24日に麻生首相をこれも一番でホワイトハウスに招待するということもお土産にしてやってきた。というよりも、底なし沼のような窮地に追いやられている麻生首相を少しでもオバマと肩を並べ、握手する写真でも撮って、応援してやろうという狙いもあるのだろう。クリントンにしたら初の外交は難しい国々へ行くよりも、なんでもアメリカのいうことをハイハイと聞いてくれる日本で自信をつけて他国へ回るという思いもあったかもしれない。しかし、日本で風前の灯になっている首相を、最初にホワイトハウスに招待するオバマ氏もさぞかし情けない話だろう。

 で、クリントンは中川騒動の後景を拝したが、いったいなんのためにやってきたのか。皮肉っぽく言えば「一番最初に来て当然」とも言える。何でかって言えば、日本ほどアメリカに貢献している国はないからだ。沖縄をはじめ、日本中に米軍基地を配置し、そこに住む米兵は殺人も含む凶悪事件や小さな犯罪も加えると無数の犯罪を日本で行なっている。それだけではない。日本国民の税金で、グアム島というアメリカ領土へ米軍が移転する費用をはじめ、米軍再編のための費用として3兆円負担することになっている。そのうえ毎年2千数百億円という金を義務もないの「思いやり」で差し出すのが日本のバカ的役割だ。アメリカとの関係でこんな国は日本だけである。それだからこそ政権が変わっても真っ先に来るのは普通は義理から言っても当然だ。だが、あのブッシュの一国覇権主義を批判し、圧倒的な人気で政権についたオバマ大統領のことであり、いわく「米国は平和と尊厳の未来を求めるすべての国々、すべての男女と子どもの友人である」と大統領就任演説で述べたのだから、米軍基地に悩む沖縄や各地の住民の声を聞き、一定の「変化」でもつけてクリントンが訪日したのかと思いきやまるで反対だった。中曽根外相とクリントンとの「協定」は、沖縄の米海兵隊のグアム移転を日本の金で行なうことを確実にするため法的に義務化する格上げをしたのである。背景には自民党崩壊の危機があるので、日本がどんな政権になろうともそれが保障できるように、法的な拘束力を持つ「協定」で調印したわけだ。そのためにも民主党小沢代表にも会って合意を得たのである。また、「沖縄の普天間基地に変わる新基地建設(名護市)で日本政府が具体的な進展にかかり、日本の資金面での貢献」を「条件」とすることまで協定に盛り込んだ。日本の金でグアム移転と沖縄の新基地を作るという、これまでのブッシュ政権の策動よりもさらに進める内容となった。オバマ演説の「平和と尊厳の未来」どころか、日本に一層の負担を求め、地球的規模で日米軍事同盟を強化するものにしたわけだ。オバマはまたアフガンに対しても17000人の増派を命令した。米国内では経済危機に対してドーンと金を出すと言い、日本には基地も金も出せと迫ったわけである。それに応えて麻生政権は国民にはアメ玉として二兆円ばかりの定額給付金で誤魔化し、それよりもはるかに多い金をアメリカに貢ぐ。おかげで日本はGDP年率マイナス12.7%と急激な落ち込みで、金融危機発祥のアメリカの3倍もひどい状態である。昨日は新財務相になった与謝野氏が「日本経済は底抜けする」とまで言いつつ、アメリカ言いなりになる体たらくなのである。中川騒動の影に隠れてメディアは実相を報じないけれど…。だが、日本での基地反対運動は日増しに盛り上がり、希望となっているし、さらに発展するであろうことも指摘しておこう。

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