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2009年7月 4日 (土)

都議選告示、東京の福祉切捨てにびっくり仰天の連続

 総選挙に連動する東京都議会議員選挙が昨日告示された。東京都民ではないが重大な関心がある。わたし的に愛読紙である「しんぶん赤旗」に載った共産党志位委員長の第一声をなにげなく読んでいくと、いくつもの「びっくり仰天」があった。まずは政党の対決構図である。民主党という党は国政では自民・公明の与党と「対決」しているように見えるが、都政ではこの4年間、石原都知事が提案した議案1149件の99.3%にあたる1140件に都議会民主党は賛成したことを報告。これでは正真正銘の「オール与党」である。にもかかわらず都議選で民主党は野党ぶっているという。民主党は破綻した新銀行東京について「夢とロマンの持てる新銀行」と持ち上げ賛成しておきながら、選挙では「都政史上最悪の失策」「1000億円の血税が消えた」なんて批判しているという。それを言うなら「『都民の皆さん、ごめんなさい』と謝るのが先でないか」と志位委員長。高齢者福祉では驚き桃の木である。10年前に石原知事が誕生したとき、「なにがぜいたくかといえばまず福祉」と述べたのは有名な話だがその切捨てぶりである。65歳以上の医療費助成制度の廃止、シルバーパスの無料から有料化、特別養護老人ホームへの各種補助の廃止などで10年前は全国第2位だった老人福祉費が今や47位(総務相の公式データ)。おかげで特養ホームの待機者が4万人近くもいる。都内のある施設では、4LDKのマンションの一室をベニヤで細かく区切って、なんと10人ものお年よりを詰め込んでいるそうである。まるでお年寄りを「貧困ビジネス」の餌食にしているような首都東京の高齢者福祉。ショックである。いくらなんでもこのひどさは私の地方では聞いたことがない。高齢者福祉の予算はお年寄りが増えているのに、率はもちろん、金額でも476億円の減。これを公明党は「全国1」と言うのもまたびっくり。つづいて都立病院つぶしを進める自公民オール与党である。重症、妊産婦、小児救急などの救急搬送患者の受け入れ拒否はあちこちで頻発しているが、消防庁の調査ではその最悪は東京である。そんなときに石原都政のもとで16ある公立病院を半分の8つに減らす計画を進めているのだ。特に3つの小児病院も含まれているから東京では子どもを産むなというのかとさえ思う。都民の運動と共産党都議団のがんばりで存続を求めるたたかいが前進している今、共産党の前進で「東京の医療の再建を」訴えた志位さんである。「びっくり」はまだある。子どもの教育が重要になっているのに、小学校の少人数学級を実施していないのも東京だけである。40人学級で机の幅が広くなり1列に8人並べると、先生が後ろの方の生徒のところに行くにはいったん廊下に出て廊下から回るという。これとて、「人件費がかかる」(自民)「サッカーができなくなる」(公明)「ソフトボールが出来なくなる」(民主)と各党が反対したというのだから傑作である。「びっくり」はまだある。東京都にはカネがないのか?いいえ、東京都の予算は年間約13兆円だって。それはスウェーデンの国家予算並み。スウェーデンはすごい福祉国家であることは前にテレビで見たことがある。だが、東京都は溜め込み金がナント1兆6千億もあるとのこと。だからオリンピック目当てに外郭環状道路づくりで1メートル1億円もかけるというのは前にも聞いたが驚愕である。16キロの道路で地下に巨大な上下2本のトンネルをつくる計画だ。地上の住宅街をなぎ倒してそこにも道路だ。「その800メートル分で75歳以上のお年寄りの医療費の無料化が実現できる。91メートル分で30人学級が実現できる」と志位さん。驚きは続く。自・公・民の都議らがこの4年間で31人、6回の豪華海外旅行までやっていること。行き先にはイグアスの滝とかフランスのモン・サン・ミシェルなどの観光スポットが入っていて一人平均189万円の税金のムダ使いである。報告書は他人のものを丸写しというのだからあきれはてる。以上、東京の福祉切捨ての実態を紹介したが、志位さんは都民の運動と結んだ共産党都議団の実績の数々も紹介しながら、「日本共産党を伸ばせば都政は必ず変わる」と、総選挙での支持と合わせて都民に訴えた。地方の果てからも共産党の躍進を祈るものである。

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