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2009年7月 2日 (木)

自民と民主の二大政党はまさにドロ舟

 自民党も民主党ももはや政党の体をなしていない情けない日本の「二大政党」である。口を開けば「政権交代」「政権奪取」しか言わない民主党。前の代表と合わせて二代続けてカネ問題で疑惑だらけ。鳩山代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」では、すでに死亡している人や「一銭も出していない」という人の名前を勝手に使って「個人献金」をもらったように装い政治資金収支報告書を提出していた。1998年から2007年の10年間で少ないときで2700万円、多いときで1億1000万円など、総額5億9000万円。このなかには氏名や住所など届け出なくもよい五万円以下の献金が3億9829万3520円で6割以上だ。先に発覚した2005年から4年間で個人ならぬ「故人」を含む93人193件2200万円の虚偽記載分について、鳩山氏が説明したのは、「担当秘書に任せていた」「私自身はチェックをしていなかった」と秘書の監督責任は認めた。そのうえで虚偽献金の資金は鳩山氏が秘書に預けていた金だったとも。そして秘書がそういうことをしたのは、「私(鳩山)への個人献金が少ないので(秘書が)大変だと思い、やったのではないか」と述べた。そしてその秘書を解任したことも明らかにした。政治家が事件を起こせば決まってやる「秘書が」「秘書が」式である。「個人献金が少ない」というが10年間では5億9000万円である。つじつまが合わない不可思議な話だ。しかも六割が氏名もわからない「匿名献金」である。匿名献金が一番多い2003年の場合8000万円である。全員5万円としても1600人という人数になる。しかも2005年からの2200万円のうち五万円以上の氏名住所を届けた生存している人は何人も「出していない」と証言しているのである。大政党の党首たるものがわけの分からない資金管理ぶりにあきれ果てる。ましてや一番身近な秘書さえも監督できない政治家が政権をとろうなんて言っても国民は信じられようか。巨額の金を秘書に預けておいてチェックもしないなんていう党首の政党が政権をとれば、与党としてそれこそ国の財政を担当できるのか。何かばれたら困る隠し事があるのではないかと疑いたくなる。秘書のクビを切ったからと逃げられる問題ではない。前代表も西松建設の違法献金についてダンマリで逃げまくっている。しかも岡田幹事長は鳩山氏の説明で「納得した」というのだから、民主党ぐるみで逃げまくるのか。これでは政権担当能力はないと言っておこう。対する自民党はといえば、内閣改造もできず兼務している大臣の補充として二人の大臣を任命したが、なんで今ごろ補充なのか、せいぜい2,3ヶ月の大臣なんて引き受ける方もどうかしている。党総裁でありながら党役員の人事もさわらせてくれないほど麻生首相も元首相などの操り人形に落ちぶれた。そうかといって「解散」を言う度量もない。この党もカネにだらしない。先物取引会社からの献金疑惑の与謝野財務相や西松がらみの二階経産相問題ではダンマリである。そのうえ芸人あがりのメディアがつくった「人気」知事からコケにされる自民党。入閣を期待していたのか知らないが、それもはずれて「俺が自民党から出れば自民党を負けさせない」とうぬぼれる「人気」知事も異常である。しかし宮崎県民を踏み台にして国政に出て何ができるのか疑問である。いまや似た者同士の二大政党はドロ舟に乗って漂流するこんな政党に国民がリードされるのではたまったものではない。漫画家やくみつるさんが「しんぶん赤旗」日曜版6月21日号に登場。一面トップで「自民と民主はしょせん同じ方向を向いた政党です」「政権政党が入れ替わっても、国会はますます硬直します」「そんな流れを食い止め、ほんとうの対立軸を立てるには、共産党に議席を増やしてもらわないと。雇用や社会保障、外交でも、政治とカネでも、対立軸を示せるのは共産党です」と推奨された共産党を大きく伸ばすことこそ、ドロ舟から脱出できる最高の特効薬である。

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