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2009年8月28日 (金)

 総選挙、民主党の一人勝ちで不安を感じる

なにやかやと超多忙なためしばらく休んでしまった。その間に行なわれている総選挙では想像を上回るような事態になった。どのメディアの世論調査でも自公政権の崩壊と民主党の一人勝ちのような様相になっているからである。いまや自民党には司令塔の存在すらなく崩壊寸前という情勢のようだ。それはそれで大歓迎である。短期間下野した時期もあったが数十年にわたる圧倒的長期間、いろんな組み合わせによる連立の時期も結構長かったし、今も自公連立であるがその中心に多数をしめたのがやはり自民党あった。だから基本的にはこの数十年を支配してきたのは自民党である。その自民党がまさに崩壊寸前である。小泉氏が自民党総裁選で「自民党をぶっ壊す」と言って小泉ブームを呼んだが、皮肉にもぶっ壊れる時期が近づいたようだ。長年の政権にあぐらをかいて国民いじめの金儲けに奔走してきたが、二世、三世議員らによって自民党もついに崩壊となるのは当然といえば当然である。

 しかし、民主党一人勝ちとか300議席越すなどというのでは不安も広がっている。もともと公示前から自民も民主も似たり寄ったり、民主党にも元自民党員がいっぱいいるし所詮は寄り合い所帯である。民主党への風はほんとうに民主党の政策や路線が支持されてのものではない。自公政治が嫌だという流れで風が傾いているだけである。民主党が目玉にしている「子ども手当て」にしても、子どものいない家庭には増税となって跳ね返ってくるし、「高速道路無料化」で高速道路渋滞で、「高速」ではなくなるし、CO2を撒き散らかして地球温暖化に逆行するものである。また、あれもやる、これもやるとバラマキであるが、「そんなことできるわけがない」と不安がる人々も少なくない。もし実現したとしてもその財源は消費税に頼るしか脳裏にはないのが民主党である。実質的にいまの日本を支配している財界、大企業に対しては何一つモノを言うことさえ出来ない民主党では「4年間は消費税を増税しない」というだけで、あとは野となれ山となれでバラマキのツケは消費税の大幅増税としてやってくるのはミエミエである。さらに憲法改定問題について民主党のマニフェストでは抽象的にしか述べていないが、鳩山代表はもともと世襲3代続けて肝心カナメの憲法9条の改定論者であることは有名である。さらに大問題は「衆院定数を80削減します」とマニフェストに謳っていることだ。民主党自身も国民の税金をムダ使いしている年間320億円の政党助成金廃止を言わないで、定数80削減しても5600億円の削減にしかならないのに、国会議員の数を減らし自民・民主で95%を占めようというのである。そうなれば、消費税増税反対の声も憲法改悪反対という民意も国会に届かなくなるのである。鳩山代表は親子続けて二大政党さえあれば良いという少数意見抹殺主義者である。場合によっては自民党よりも右よりの政党である。だから、民主党中心の政権が生まれても「良い方向に向かう」というのは「朝日」新聞の世論調査でもわずかに24%しかないのである。「子ども手当て」や「高速道路無料化」も「評価しない」というのが6割、7割を占めている。確かに後期高齢者医療制度や、障害者自立支援法廃止など前向きな点もある。そういう前向きな点は一致する政党で実現すれば良い。そういう点で、共産党のマニフェストにあるように、国民の願い実現は推進し、まちがった政治には防波堤の役割を果たすというのは現実的である。そういう政党が伸びるかどうかが重要である。民主党の一人勝ちで衆議院に3分の2の議席を獲得するようなことは非常に不安である。「建設的野党」として政権の外で是々非々を貫く党が伸びることが重要である。そんなことを思う総選挙投票前夜である。

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