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2009年10月26日 (月)

米兵の遊びの金まで防衛省が負担するムダ遣い

一昨日、沖縄の新基地問題について寄稿したが、その際、書こうと思っていて文が長くなるので省略したことがある。在日米軍の横暴、高圧的な対応の一つで、数日前だったか確かTBSの「朝ズバッ」だったと思うが、会計検査院が米兵の私的な遊びのために日本の高速道路の通行料まで防衛省が支払っているのを「改善」するように要求したことを報じた。番組では確か奈良や京都の観光地へ私的に遊ぶことをあげていたと思う。今日の「しんぶん赤旗」で一般紙なら「社説」にあたる「主張」欄で「米軍高速料不払い、遊びまで税金で負担する異常」と題して掲載された。それには利用の中身として「ディズニーランド見物や温泉旅行といった米兵の私的な遊びのための高速道路料金を負担するなど言語道断です。会計検査院がメスを入れたのは当然です」と断じている。また、「この問題は昨年、日本共産党の井上哲士参議院議員がくりかえし国会でとりあげてきたもの」とも紹介している。さらに「米軍地位協定上は、『公務』なら米軍車両は料金を支払わずに通行できるということになっています。これ自体不当な米軍優遇措置です」と見解を述べている。ところが私的な遊びのために使う車まで公務の「通行証明書」を提出して未払いで通行していると指摘し、会計検査院の調べでは米兵の高速道路料金総額は、米軍車両約97万台分、約8億6千万円、このうち普通車は約64万5千台、4億4千万円だと記載されている。「公務」か「私的」か米軍に問い合わせても答えない。会計検査院は、高速道路の利用が集中する8月に使用された通行証1万8千枚を抽出し、分析を余儀なくされたという。だが、提出された証明書からは、車種、運転者の氏名、車両番号、発行日、基地所在地、発行責任者の官職の記入漏れが多く見つかった。記載事項はすべて記入するという米軍の約束にも違反して、いいかげんな証明書で「公務」に見せかけてタダ走りし、ツケを防衛省にまわしていたというわけだ。まさに「アメリカが日本を支配しているという思い上がった占領者意識」(「赤旗」主張)という異常さである。もちろん、防衛省も記載不備な証明書があっても確認する作業もしていないというからきわめて情けない話であり、ここにもアメリカ追随の姿勢がありありだ。だからこそ防衛費という予算を聖域にせず、大いに見直しムダを削ればいいのだ。ところが新政権の概算要求でも前年比わずか0.04%削減だけ。米兵の遊ぶ金まで提供し、おまけに義務のない「思いやり予算」二千数百億円を毎年贈呈とか、北海道でしか使えない役立たずの重戦車をアメリから購入したりと防衛予算にはムダがいっぱいあるはずだ。戦後60数年経てもなおこんなアメリカに対等にモノが言えなくてどうして独立国家と言えるか。ワシントンポスト紙は今の日本は中国よりもやっかいな国とか書いたそうだ。なにもアメリカと喧嘩せよというのではない。オバマ氏も「原爆を投下した唯一の道義的責任がある」と認めているのだったら、軍事同盟ではなく独立国家として対等平等の関係に裏付けられた平和友好条約を結ぶよう努力して欲しいものだ。ついでだから対米従属問題でもう一件記しておこう。ネット上で見たから真偽のほどはわからないが、在日米軍のNHK受信料の不払いもあるようだ。(出所、フリー百科辞典「ウィキペディア」―「在日米軍のNHK受信料問題」から)NHKは契約を求めているようだが、米軍司令部は「不要」として払っていないそうである。一般視聴者の不払い者には「法で決まっている」と執拗に迫っているNHKだが、やはり米軍には「特殊な問題」として放置しているとのことである。「法で」というならすべての在日外国人には日本国内法が適用されるはずだが…。ここにもアメリカの横暴さが現われている一つの事例である。

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