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2009年10月13日 (火)

民主党さんに物申す、高齢者医療制度はすぐ廃止を

 ♪もしもし亀よ、亀さんよ…じゃなかった、民主党さんだ。民主党中心の内閣ができて、各大臣のなかには「民主党のマニフェストが国民に認められたんだから、それに従ってもらう」と、強権的にマニフェストを伝家の宝刀のように振り回す大臣も居るようだし、マニフェストに書いていることで簡単に実現できることでも先延ばしする大臣もいらっしゃる。確かに総選挙では自公政治への怒りで民主党は躍進したが、投票した人全部がマニフェストを隅から隅まで読んで全部賛同したものでないだろう。第一得票数に見合うほどマニフェストを発行していないだろう。選挙中にはマニフェストは候補者カーなど宣伝カーや演説会と選挙事務所でしか配布できない制限があるから物理的にも得票数だけのマニフェストは発行しないだろう。それはさておき、マニフェストで公約して多くの人が賛同し簡単に実現できるものは早くめどをだしてもらいたい。あの悪名高かった後期高齢者医療制度はただちに廃止して元にもどしてほしいのだ。08年4月に自公の多数の横暴で決まったが、直前の2月には民主党だけでなく、共産党、社民党、国民新党の野党4党で衆院に廃止法案を提出し、総選挙のマニフェストでも「廃止する」とはっきり言うているのだ。ところが長妻厚労相は「廃止して元に戻して、また別の制度にするとステップが3段階になり、混乱が起こる可能性がある。廃止をして速やかに新しい制度に移行すれば一つのステップですむ」など言い始めたじゃん。これって廃止を先延ばしするって意味じゃないの?去年の旧野党4党で一致したのは「制度の廃止」だったはず…。つまり「元に戻す」はずだった。むろん、元の制度である老人保険制度も欠陥はあるが、年齢で差別する後期高齢者医療制度とは質がちがう問題だ。75歳以上は他のどの保険制度に入れないようにし、75歳以上の人だけで別の保険制度に組み入れるという、いわば一番収入の少ない主として年金生活者だけの保険にする。当然ながら一番保険を利用する年齢の集団だから、2年ごとに高齢者人口とかかった医療費を勘案して見直すのだから保険料がぐんぐんあがる仕組みだ。世界にも例のないまちがった制度だから、とりあえず「元」の老人保険制度に戻すことが最善なはずだ。新しい制度を作るとすれば現行の後期医療制度だって発端は00年だから7年もかかったことを見れば簡単には作れない。それこそ亀さんじゃ。いったんは元に戻してから考えりゃいいのだ。先延ばししていると来年4月には保険料の見直しが来てさらに保険料が上がる。最高の人なら年間で新たに9600円、最低の人でも4600円増えるというのが法を決めた自公政権のときの東京都の試算だった。来年70歳になる人は老人保険制度では窓口負担が1割になるはずが倍の2割になる。現行制度がスタートとしたとき負担増がひどかった人にはいくつかの軽減措置もあったがそれも来年4月で終る措置もある。一刻の猶予もならないのだから即刻廃止を決めてもらいたい。野党になった自民、公明党は「元に戻せば混乱が起きる」などと言っているそうだが、昨年4月まで混乱なくやってきたんだからそんな言い分はおかしい。万一、元に戻して負担が増える人が出たとしてもそれは国で手当てすればいい。施行して1年半、被害が大きくならないうちに「すぐに廃止しかない」と民主党さんに申し上げたい。

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