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2009年11月17日 (火)

同じ日本人被災でも米韓大統領見識のこの違い

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 世の中がすさんでくると理解に苦しむニュースが多くなる。「34歳女」だの「35歳女」だのと連続「不審死」事件やら、女子大生の残酷な遺体遺棄事件に釜山の実弾射撃場火災で7人もの日本人観光客が一瞬にして死亡した事件、それに政治問題で普天間基地移設問題とテレビのバラエティーや報道番組で事欠かないほど連日取り上げられるのは少々れうんざりもする。なかでも韓国の釜山で「実弾射撃場」という聞きなれない娯楽(?)施設の火災で多数の日本人が死傷したと言うのはショックである。韓国はもちろん隣国だし安く行く海外ツアーにちがいない。今どき筆者の知り合いでも「1泊2日でちょっと韓国で忘年会してくるわ」とグループで飛行機を使って行くと言うこともよく見聞する。報道映像を見ていると釜山でありながらなんと日本語で「ガナダラ実弾射撃場」と大きな看板になっている。代金も日本の紙幣で通用するというから、それほどに日本人も良く利用するのだろう。というよりも日本人向け「娯楽」なのかも知れない。コワーイ話であると同時に金儲けのためなら何でもありと言うのが韓国社会なのかとさえ思った。本物の銃と実弾を使うから当然「弾薬庫」もある。そういう危険な遊びなのに規制は緩やかなのが疑問である。実弾射撃は素人にはわからないが火薬の粉塵が積もっていればそれに火花が引火して爆発を起こすこともあると言われるのに、防火体制ではスプリンクラーも設置せず、事前に危険性の徹底も逃げ場の誘導もないほどの気軽さだと言う。しかも商店街のどまんなかに施設があり消化もままならないとか、惨劇が起こったあとだからいっぱい問題点が浮かび上がっている。当然実弾だから火災だけでなく誤射や暴発という危険性もある。銃と実弾を扱うだけに防音対策に力点が置かれた密閉性の高い施設の惨劇だから怖い。しかもツアーを組んだ日本の旅行会社は当初の見物場所には「実弾射撃場」はなかったというが、現地の旅行日程や案内は現地ガイドのオプションツアーであり、日本では霊感商法などで有名な統一教会直系の現地旅行会社が関与していたと言う報道もある。安易な「観光」と考えるのでなく、外務省や旅行業界は危険性を警告し、自粛を呼びかけることも検討すべきでないかという説さえ出るのは当然だろう。多数の日本人客が死傷しただけにイ・ミョンバク韓国大統領が、折りしも開かれていたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で出会った鳩山首相に謝罪の意を表し、書信も送られたという。日本人観光客の減少を心配してのことあるだろうけど、民間施設の不備が起こした事件であっても「知らんぷり」は出来なかったのだろう。そういう意味では、オバマ大統領は来日しても前後して起きた沖縄県読谷村での米兵によるひき逃げ死亡事故については、謝罪の意思表示があったという報道は聞いたこともなく、それと比べれば韓国大統領の方がより人間的である。米国大統領は米軍を統括する最高司令官であるはずで、自分の部下の一員が起こしたいわば人殺しに「知らんぷり」とは、それほど日本を目下の同盟者か米国の州の一つとでも思っているのだろう。米大統領は、日本は重要なパートナーだからAPECへ行く一番先に寄ったというけれどわずか23時間であり、中国とは2泊3日の付き合いである。もはや日本なんて眼中にはなく、沖縄県民の苦悩すら知らないであろう。そんな米国にいつまでも基地を提供し思いやり予算までサービスし、普天間基地移設でウロチョロするだけで沖縄県民と国民の願いをキッパリ言えない日本の歴代と現役指導者も情けないものだ。海外旅行なんて縁のない者がそんなことを思った次第である。

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