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2009年11月27日 (金)

警察OBや全銀協がパチンコ店にATM設置というモラル低下

 最近の「しんぶん赤旗」日刊紙が、パチンコ店に銀行の現金自動預払機であるATM設置計画のあることを連日のように警告批判記事を寄せている。読んでいて「銀行や警察のモラルがここまで落ちぶれたのか」とさえ思うことがしばしばだ。パチンコ店にATMを設置すればパチンコに負けて財布がカラッポになり、「チクショウ!」と頭を冷やすまもなくキャッシュカード一枚で「エエイ!もう一丁」と現金を引き出し、のめりこんでしまうことは誰にでもわかる。そして結局は大損するハメになりかねない。よほど冷静に「今日はこれてまで」と予定のカネで帰るしっかり者もいるだろうから一概には言わないが…。そもそもパチンコでひと儲けしようなんて考える方が無理。なぜなら相対的には絶対にお客の方が負けるに決まっている。お客の方が儲かるようなパチンコ店は潰れてしまうはず。「いくらでもタマ出しまっせ」なんて店があるはずがない。パチンコ店は儲けるために営業しているのだから。喫茶店などで「今日は何万稼いだよ」なんて自慢話も聞くけど「負けた話」はしない。わたし的にも20歳代のころ試しに何回か行ったことがあるが勝った試しはない。タマが良く出始めると面白くなって勝ったと思う時点で辞めればいいのにさらにつぎ込んでしまうのが人間の欲というもので結局は敗退。そんなことで以来もう何十年も遠ざかっているし行く気もない。(カネもないけど)。だから今のパチンコのやり方すらも知らないが、話に聞くと物凄くスピードが速くて10分か20分で何万円も負けたとかいう。左手で一つ一つタマを入れる時代では少々のカネでも一定の時間は楽しめた記憶もあるが、今のような自動で機械化されたものなら多分そうなるだろう。儲かっているとすればそれはプロのやることだろうなんて思うと馬鹿らしい。で、先の話だが、「赤旗」の報道によれば、今は全国で12000店のパチンコ店のうちATMを設置しているのは150箇所程度の試行段階らしいが、主体となっているトラストネットワークスという会社の話では向こう4~5年で8000台のATM設置というから、ほとんどのパチンコ店で置かれることになる。しかし、トラスト社は企画・運営だけで、設置の制御・現金の回収・補充・精査や金詰りのトラブルなど日常のATMの管理・運営業務はALSOK(アルソック)という総合警備保障という東証1部上場の警備・セキュリティーサービス会社だという。驚いたことにこの会社の社長も前社長も創業者も九州や中部管区警察局長という警察官僚が務めていると言うことだ。そのうえ各地の関連会社にも警察退職者を多数受け入れているといういわば警察の「天下り先」という関係があるらしい。パチンコ店は風俗営業適正化法に基づき、ATM設置は所轄の警察署に報告されるという関係にある。設置はALSOKという警察と深い関係、設置した報告も所轄の警察署。しかもALSOKは一括受注だという。そして銀行業界はと言えば全国銀行協会はATM設置場所の基準やガイドラインもないという野放し状態。パチンコ店のATMでは「一人一日3万円まで、キャッシングはなし」と一応「のめりこみ対策」は取っているというけれど、「のめりこみ」が予想されることを警備会社も銀行もわかっているからゆえの対策だ。お客が準備して行ったカネにプラス3万円まで引き出しつぎ込めば家計は破綻しかねない。サラ金の規制が一定強化されたのに伴い、サラ金のATMが撤去や解約で減収になった警察あがりのALSOKが風俗営業適正化法の対象であるパチンコ店にまで触手を伸ばし儲けの対象にし、銀行もそれを野放しにするこのモラルの崩壊には驚くしかない。そのうち大きなキャバレーやバーなどにもATMが設置されるのかも知れない。パチンコを健全に楽しみたい庶民は決めた予算で遊び、決してキャッシュカードだけは持参しないで行こうね。

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