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2009年12月20日 (日)

民主党小沢事務所がゼネコンに「天の声」

 出たア、久しぶりに「天の声」が。豪腕小沢民主党幹事長の公設第1秘書の西松建設がらみの偽装献金疑惑の初公判である。東北地方などの公共工事でダントツの影響力を持っていた小沢氏側の「天の声」で、ゼネコン側の献金次第によってどの業者が談合で指定されるかが決まっていたのである。被告であるあの大久保某という公設秘書の面構えも、なかなか小沢氏に似たのか強面の顔をしているなあ。「天の声」を発したのはこの秘書であったとしても小沢氏の影響力という後ろ立てがあったからこその話である。根源は小沢氏であり、西松建設の元中枢幹部も「震え上るほどの影響力があった」と嘆くほど、ゼネコン業界では「小沢事務所ににらまれたら、受注仲間に入れてもらえない。献金は(公共工事の)受注のための保険でした」と東北地方の元建設会社社長も語っているというほどだ。だから検察側の証拠調べでも2000年から06年までの7年間で、鹿島、清水建設、大成建設、大林組、鉄建建設、前田建設工業、戸田建設と言ったゼネコンが約6億円も献金していたというのである。西松建設は、OBが代表を務めるダミー団体「新政治問題研究会」「未来産業研究会」の名前で、小沢氏をはじめ自民党の二階元経済産業大臣などに1995年から2006年までに約4億8000万円も献金していた。二階氏秘書は先日略式起訴され、二階氏も自民党の選対局長だったのを辞任した。起訴状によると、大久保被告は2003年~06年、小沢氏の資金管理団体「陸山会」と、小沢氏が代表を務める民主党岩手県第4区総支部が、西松建設から受けた計3500万円の企業献金について、西松の二つのダミー団体からの寄付と偽って政治資金収支報告書に記載したことが公判で争われている。大久保被告は「西松からの寄付とは思っていなかった」となどと否認しているが…。しかし、この大久保被告たるもの小沢氏の威光を背に小沢流のどう喝振りを発揮していたようだ。検察側の冒頭陳述によれば、ゼネコン側に多額の献金や選挙での支援のために、「お宅がとった胆沢ダムは小沢ダムだ。忘れちゃあ困るよ」と言われた旨、西松の東北支店幹部の調書を読み上げたという。また清水建設東北副支店長が献金の減額について打診した席では「なんだと、急に手のひらを返すのか」と怒鳴られたという。大成建設では東京都内のビル購入にあたってトラブルになって怒った大久保被告は、「もう奥座敷には入れさせない」と工事受注と言う「奥座敷」から外されたとも。その翌年に献金額を4倍に増やしたら「また、土俵に上がってもらうよ」と増額を迫ったのだ。まるで小沢氏の裏の懐刀である。公判の冒頭で氏名、職業を問われたときこの被告は「国家公務員です」と臆面もなく答えたが、まだ公設秘書で残されているのである。さらに西松建設の名前を隠すためにダミー団体を設立したのも小沢氏側からの指示だと冒頭陳述。「どの受け皿団体のどれにいくら献金するかは、小沢事務所の一覧表で打ち合わせ」とか、「大久保被告は西松への献金要請で(ダミー団体ではなく)本社総務部長に年間1500万円の寄付を要請」などとも述べられた。こんな輩が政権与党の幹事長秘書なのである。民主党のマニフェストにはひょっとして「企業献金は3年後に廃止」とかって掲げたのではないかな。そんなこと書いたって幹事長がこの姿勢じゃ誰が信用するだろうか。首相の9億円問題と言い、幹事長といい、「秘書、秘書だ」って責任をおっかぶせて本人はなんの説明責任も果たさない。まるで自民党と同じだ。

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