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2009年12月18日 (金)

いったい、この日本の首相は誰なの?

 豪腕小沢氏が動き出し政府閣僚のメンツ丸つぶれになるほどだ。まるで「おまえら、何やってんだ」と言わんばかりである。普天間問題でも、問題だらけの「子ども手当て」問題でも関係閣僚が好き放題を言い、鳩山首相は「最後は私が決めます」という言葉を「耳にタコができる」くらい聞いたが、いっこうにそういう決断は聞こえてこない。そこで業を燃やしたのかどうか知らないが、16日にナント副幹事長25人引き連れて官邸へ乗り込んだ小沢「独裁政権?」ばりである。知らなかったけど民主党には副幹事長が25人もいたんだねえ。豪腕らしく一人で乗り込んでも良さそうなものだが大挙して乗り込んだのはチャンチャンバラバラでもするつもりか、それとも脅しか。アメリカが日本に対してどう喝するのと良く似ている。でも元はといえば一つの党なのだから党内民主主義さえ発揮すればスムースに済むはずだ。小沢という人は中国訪問でも640人もチンタラチンタラ引き連れて行ったところを見ると、余程この人は大勢の外野席を背に「ワシはこれだけ偉いんだぞ」と権威を見せたい人物だなと思う。これは「師と仰ぐ故田中角栄が大派閥を背に日本列島改造を叫んだ手法と似ている」という人もいる。まさに実権は俺が握っていると言う手口である。民主党のマニフェストで目玉だった増税つきの「子ども手当て」は「所得制限をつけろ」とだけ言い、ガソリン税などの暫定税率は「廃止」ではなく「残せ」と槍玉にあげた。そして「政治主導といいながらほんとうに政治主導じゃないんじゃないか」と文句をつけ、居並ぶ閣僚はモノが言えない様だ。首相は「ありがたい」とか言ったという。これじゃ「小沢氏と鳩山氏はどちらが総理なのか。総理が幹事長に陳情するようだった」という民主党内の声もあるそうだ。挙句の果てに小沢氏が「党というよりは全国民からの要望なので、可能な限り予算に反映してほしい」とぶった。「全国民」なんて言葉を弄ばないでほしいものだ。民主党からあなたの要望は?なんて聞かれた覚えは何もないのだから。少なくとも国民の100人に一人くらいでも聞いたのだろうか。まあしかし、これで閣僚たちがことあるごとに「マニフェストには…」とのマニフェスト絶対化も言えなくなった。それほど実現性の乏しいマニフェストだったということなのだが…。だったらそんなマニフェストで多くの国民を愚弄し、「財源はある、ある」と言ってバラ色のマニフェストを出し「事業仕分け」とかのパフォーマンスで、必要な事業も無駄な事業もごっちゃにして切りまくっても目標の半分の財源もでなかった。早くもマニフェストがいかに付け焼刃的に作ったものであるかが暴露され破たんしたわけだ。そのうえでともかく政権を握り、いよいよ幹事長の豪腕さが発揮できる時期となり、予算案編成の大詰めにきて、それを白紙にするような「要望」だから閣僚たちのメンツは丸つぶれ。そして幹事長室で一元化した要望を押し付ける豪腕さである。普通なら政府がまとな政策を出し、党が支えるものであるが、まるでその逆である。これでは地方でのいろいろな諸要求も内閣ではなく、幹事長室に集中され、幹事長のさじ加減で国民の願いが仕分けされることになる危険性がある。予算編成というきわめて国民の願いをどう反映するかという重要な問題でも、小沢氏のツルの一声」で一変することになりかねない。これでは国会を構成する全政党が議会でいくら議論したって無意味なものとなり、国会軽視の「独裁性」が垣間見えるのである。天皇の「政治利用」問題でも「憲法をよく読んでみろ」とエラそうにのたまっているが、その本人が憲法に書かれていないことを履き違えていうのである。よくよくあの豪腕さには今後注視する必要があろうと思う今日この頃である。

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