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2010年1月 9日 (土)

1年ぶりの「同級生通信」発行で故郷への想い

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 約1年ぶりだが、同級生通信「はしらまつ」41号をやっと発行できた(写真)。ある半島の山間部の小さな小中学校を卒業した「78の瞳」すなわち39人で現在まで死亡者3人、途中から音信不通になった2人を除き34人が実年齢での「古稀」ともいうべき年を迎えるにあたって「ひと言」を年末に返信封筒つきで募集していた。締切りまでにちょうど半数の同級生と恩師である先生含め18人の声が集まった。通信はA4版、カラーでプリンターを年賀状印刷のごとくシコシコとまわした。到着順に編集はしていたものの、ここ4日は最終校正や画像の質の調整もしながらかなりの時間を要した。1990年に開いた同窓会がきっかけで全員の住所を関係者で懸命につきとめ交流紙として発行。それが予想外の人気を呼び最初は年に三回くらい、その後は2回と減り、年とともに筆不精も増えてきて最近は年に1回のペースだ。この年代になるとパソコンとかいう文明の利器をこなす人は2割程度である。だから文や写真をメールで来ると編集は楽だが、多くは手書きで写真や絵は実物で送られてくるから画像の取り込みも近くの同級生でスキャナーを持っている仲間の家で作業してもらった。なにやかやと手間がかかるけど小中学校1クラスで九年間通学した仲間だから読んでもらう点では隅から隅まで抜群である。そういう期待があるからこそ20年間で41号まで発行できた。郵送料の切手も時々訴えると必ず協力してくれる。あくまでも任意だから有り合わせの切手から、わざわざシート単位で買った切手や、中には1960年代からの7円、10円、15円、20円など各種の記念切手を買っていた人から「もう、自分では使う機会がないから」と2万数千円分も放出してくれた仲間もいる。インク代が少々いるが、用紙はPC用両面印刷普通紙で安い。封筒は「百均」でがまんする。そういうわけで今回は「古稀記念特集」だから原稿はたくさん集まり過去最多の12ページ建てになった。皆さんがこの70年の人生の一端やら近況、健康法や孫、ひ孫の話、あるいは仕事や趣味の話から失敗談まで多彩である。今号にはある仲間の可愛いフィギュアスケートする孫の写真も入れたがきっと話題を呼ぶだろうと思う。それぞれの生き様については、1956年中卒だから高校に進学した人は少ないが、終戦直後の混乱期を乗り越え、高度経済成長時代の世代ゆえに働き口はそれなりにあった。だから現代のような雇用破壊、失業者増大、「派遣村」の実現などには驚くのが実情だ。概ね「良き時代に生きた」「それなりの時代に生きられてよかった」という感想が結構ある。かなり稼いで今頻繁に海外旅行している仲間もいる。だが商売などしていていま国民年金受給者はその額の低さを嘆き、家族の介護の苦労話の投稿もあった。あと何年生きられるかわからないが将来を憂える声、孫やひ孫が成長する次世代への心配の声もある。10年前の「還暦同窓会」も過半数の仲間で1泊2日の盛大なものとなり、貸し切りバスで母校にも寄って在校生のあたたかい太鼓の歓迎を受け、第○○期卒業生一同と記した柱時計を寄付した。残念ながらその母校は昨年でもって廃校となった。そのムラも半世紀にわたる農政軽視のおかげで過疎化の波をもろに受け、人口は我々が通学時代の20%を切った。65歳以上が63%でムラ全体がいわゆる「限界集落」だ。それでも同級生仲間にとってはいつまでも「心のふるさと」でありつづけるのである。今年開く「古稀同窓会」で果たしてどれだけ集まり、どんな内容になるか、期待が高まる。

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