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2010年1月16日 (土)

元秘書ら3人を窮地に追い込み「生活第一」という小沢一郎の白々さ

 ゴルフの石川遼選手(18)や卓球で愛ちゃん超えしたという石川佳純選手(16)などスポーツ界の「石川」さんが華々しい。そこへ降ってわいてチョウ有名になったのが石川知裕とかいう衆議院議員だがこちらは東京地検に逮捕…。ご存知豪腕小沢一郎の元秘書ら3人がパクラレタ。石川氏は「尊敬する小沢先生に心酔・服従し」「先生の命令は絶対」と命を張ったらしい。だが、「尊敬する人」を間違えたようだ。「石川議員の父親は逮捕前日の14日夜、石川議員と電話で話した。石川議員はかなり精神的に弱っており、『政治生命は終った』などと話した。父親は電話を切る間際に『死ぬなよ』と伝えたという」(「朝日」16日付け31面)…。そうなのだ。東京地検は「自殺の恐れ」も考慮しての逮捕劇だったのだろう。これじゃあ、豪腕小沢も豪腕ならぬ殺腕じゃないの?小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」の事務担当者として再三の事情聴取を受けていた石川議員は、「虚偽記載についていろいろ供述してしまった。小沢先生に申し訳なく生きていけない」とうなだれていたというのだから、まあ、気の毒と言えば気の毒である。それというのも小沢氏の命令なくして勝手にできないことを忠実にやったのだったら、最大の責任は小沢氏にある。トットと自分が地検に出頭して秘書を釈放したらどうや小沢よ。だから石川氏はなにもかも誠実にしゃべってしまったらいい。どうせ小沢氏は留置場までくることもないだろうから。36歳で自殺なんて、いくら日本が自殺大国と言っても死ぬ必要はないと言ってあげたいねえ。まあ、小沢一郎と言えばロッキード事件で逮捕投獄された田中角栄元首相や政治資金規正法違反で金塊まで溜め込んで逮捕された金丸信元副総裁などの下で、政治家の金儲けの秘策を熟知した輩だ。今回問題になった土地購入に関する疑惑だけでなく、東京の都心などに10件を超えるマンションや事務所など9億円余の不動産を陸山会の小沢名義で取得し、その資金もどこから得たのかさえ不明なのである。なぜ政治家にそんな不動産なんかが必要なのかわからない。歴史に名を残す過去の政治家は、「私財を投げ打ってでも」国民のための政治に尽くした方々もいるが、現在では政治を利用して裏金を得ようとする連中があまりにも多すぎる。今回の問題でも名目は政治資金規正法違反であっても、深層部分は土地購入資金をめぐってゼネコンからの裏金疑惑が取りざたされているのだ。そこには公共事業を通じて税金の還流という問題を含むのである。さらに新生党、自由党解散時の残金20億円行方不明では政党助成金という正真正銘の国民の税金なのである。また小沢氏は「国民も理解してくれると思う。だから政権を与えてくれたではないか」とのたまったが、これらの疑惑は総選挙後に発覚したものであり、国民が審判したあとで起こった疑惑まで「理解」しようにもできるわけがないのに呆れたことをヌケヌケというこの幹事長の神経こそ理解できない。まったく政治家のモラルハザードは酷すぎるからとことんあきらかにすべきだ。角栄や金丸時代にあやかって、小沢氏は「数が力」とばかりモノは言わなくていいから小沢支持の挙手装置と化したグループを形成する。そのためには中国に142人もの民主党議員を引き連れ、胡錦濤国家主席に行列してツーショットの写真を撮らせ、新年会と称しては166人を私邸に呼びつけ力を誇示しているのだ。それに呼応するかのように民主党内で反小沢とおぼしき連中もゴマすりして近寄っていき、いまや「言論の自由もない、結社の自由もない、まるで徳川時代よりもっと昔にもどった」(民主党・渡部恒三氏、16日付け「朝日」)とさえ言われる所以である。鳩山首相さえ戦々恐々としている様がいかにもマンガチックだ。しかし、こうした小沢哲学もいよいよ国民から見放されるときがきたようだ。「小沢城落城」が見ものである。幹事長続投を決めた首相、社民党や国民新党の情けなさは目に余る。「がんばれ東京地検」と言いたい。「自公政治はもういや、だが民主党もこのていたらくはいや」と思う国民は七月の参院選でどの党を選ぶか真剣に問われるだろう。

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