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2010年2月20日 (土)

無法に強奪された普天間基地なのになぜ移設先探しするのか

 期待されて生まれた鳩山政権もいよいよ5ヶ月過ぎた。次から次へと国民への裏切り行為が目立ちはじめ、内閣支持率も40%台はおろかついに30%台の支持率も出始めた。言うまでもなく各メディアの世論調査で、不支持が支持を上回る逆転現象になったことは言うまでもない。発足当初は支持が70、80%という高率だったから余りにも早い落ちぶれ方である。首相と幹事長のツートップによるカネのフシダラも大きいだろうがそれだけではなくマニフェストそのものへの批判も多いし、普天間基地の撤去問題での迷走、経済危機打開でも無策だし、後期高齢者医療制度は廃止どころか先送りで、この四月から保険料のアップがあるし、労働者派遣法の改正では、一番肝心な問題で抜け穴だらけの案を通そうとしている。加えて「上げない」と言っていた消費税増税論議は三月から始めるというなど全く期待はずれだから支持も下がるのは当然だ。そんななかで沖縄の普天間基地撤去問題は約束の時期が迫ってきたが、「移設が先にありき」の姿勢だからこれはもう鳩山内閣ではまともな解決法はない。政府与党は名護市のキャンプ・シュワブ陸上部への移設について非公式にアメリカと打診したという。与党の国民新党が熱心に唱えている案である。「移設先探し」では絶対に解決しないのは分りきった話である。あの嫌われ者の海兵隊基地などどこの国、あるいは日本本土でも「来てください」という自治体や住民がどこにあるか。米国が結んでいる同盟国20数カ国でさえ海兵隊基地があるのは日本だけなのである。ヤクザ部隊、殴りこみ部隊と言われる侵略力である海兵隊など例え保守系の首長さんであっても反対しているし、まして住民は当然だ。移設する先は日本・沖縄には絶対ないのである。米領グアム島ではアメリカが反対する。アメリカの狙いはグアムだとアジアには遠くなるからだ。中国や北朝鮮のことを考えて沖縄ならもっとも地理的にはいいからしがみつきたいのだ。だが、もともと普天間基地は国際法を無視して銃剣と鉄条網で沖縄県民から強奪したのがアメリカである。米国は盗人をして暴力で土地を奪ったのだから無条件で「返還」するのが筋である。それを「どこかに移設先を見つけるので引き換えに返して下さい」としか言えない根性なしが、自民党や公明党をはじめ、今の連立与党を構成する政党もみな同じだ。それほど日本よりもアメリカを優先する「売国奴」に等しい。いったいアメリカと日本とどっちの国民に顔を向けているのか。到底「対等」とは言えない屈辱的関係を強いる民主をはじめ自公や社民、国民新党らは「抑止力」だと二の句を言うが、そもそもあの海兵隊に日本を守る気があると思うか。ほんとうに守る気があるなら米軍が日本で犯した犯罪…日本人の殺人1000人以上、強盗や婦女暴行などの犯罪が半世紀で20万件を越すようなことになるだろうか。この半世紀にベトナムやイラク、アフガンで、人殺し戦争を起こしてきたのが沖縄から飛び立つ海兵隊だったのだ。日本を守る任務を与えられた海兵隊は一兵たりともいない。キャンプ・シュワブ陸上部への移設については、自公政権下でも浮上して消えた案である。山間地に大規模な整地とか、ヘリが民家上空を飛ぶ問題などである。米軍は事故の危険が高い垂直離着陸機MV22オスプレイを配置すると言うのだからますます民家上空飛行などはだめだ。そんな卑屈な「移設先探し」でいつまでも沖縄県民を苦しめるのはやめよと言いたい。そのための政権交代でなかったのか民主党よ。移設先を探すというのは、普天間基地が無法の下で強奪した基地である所以を消し去り、合法化することになる。それを進めた政権は未来永劫「売国奴政権」という汚名が付けられるだろう。

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