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2010年2月18日 (木)

大卒、高卒者の就職内定率の低さに思うこと 

今年3月に大学を卒業する学生の就職内定率が非常に悪い。昨年12月1日現在で、大学で73・1%、短大47.4%、専修学校(専門課程)56.7%で前年同期を大きく下回ると言う。16日に東京都と東京労働局は三月に大学や専修学校を卒業する学生のための「合同就職面接会」というものが開かれたとの新聞記事を読んだ。中小企業を中心に144社が面接を行なったが面接希望者は2400人の参加と言うからすさまじい。都の係り員の話では「卒業まで1ヶ月半という時期にこれだけの学生が集まるのは、今年の厳しさを反映している。企業が採用を絞り込んでいることが原因だと思います」と語っている。懸命に職を求めて面接に挑むのだが、採用一人に面接が50人なんていう企業もあり「これじゃ受かるわけないじゃん」という女子学生。一昨年の夏以来100社にエントリーし30社の面接を受けて内定はゼロ。「自分は何かが足りないのかな」と自責の念に苦しむ学生もいる。別の女子学生は50社にエントリーし、週に2,3回は面接や説明会に通うが内定はゼロ。地方の田舎の実家に帰って家業を手伝うことも考える。アルバイトだと派遣社員が多く、派遣だとすぐに切られる。「でも派遣でもいいから働きたいという気持ちはわかります」という。また、短大に通う女子学生は「実家に帰ると、両親に『就職はまだなの?』と聞かれるのがつらい」とも。そうだろうなあ。ほんとうに最悪の就職氷河期である。大学生だけではない。高校の新卒者も大変なことである。政権交代して最初の卒業期である。鳩山首相の施政方針演説では「命を守る」という言葉が2分に1回もあった。だが若者たちが就職できないということは「命」を守れないことに繋がる。 卒業時という絶対のチャンスに就職できないということは将来にとって大きな不安である。まわりには卒業して何年か経過するもまだ就活中という人もいる。当然親のすねかじりのはずだから、社会保険やら年金保険などはどうなっているのかわからないが、払っていない場合は将来不安が大きくなる。今はまだ親がいる人はまだしも、そうでない若者はそれこそパートやバイト、派遣の繋ぎ繋ぎで、とてもまともな生活とは言えない状況もある。もっと下方を見れば路上、車上生活者である。先日もどこかの新聞に載っていたけど、最近のホームレスは3割くらいが20代、30代が占めるとあった。ところで就職がないというのは自己責任か?そうではないはずだ。戦後の混乱期から一生懸命身を粉にして働き、国内総生産(GDP)を押し上げてきたにもかかわらず、そこで造った利益は、ここ20年来でも内部留保という形で200兆円から400兆円に膨らませたのは大企業などでが独り占めにしているのである。労働者には賃金を、下請け企業には単価をとことん減らし、雇用者の報酬は26兆円も減ったのである。膨大な内部留保のほんの一部でも社会的責任を果たすだけで、雇用を守りサービス残業などなくし労働と富を分配すれば内需拡大に繋がり景気も良くすることになる。そういう社会になるための働くルールを守るようにするのが政治の責任だ。政権交代はしたが、しかし鳩山内閣では製造業への派遣労働禁止については抜け穴ばかりの見直しでお茶をにごすとか、大企業の横暴な支配については首をすくめて意見の一つも言えない内閣では期待できない。だとすればどうなるの?このまま進めば貧富の差は極端に広がり、自殺者数は12年連続で3万人超えたがこれからも増え続けるだろう。借金大国で年金制度は崩壊し、医療は金持ちしか受けられない日本になっちゃう???かもね。先月に「はしらまつ」同級生通信で「古稀記念文集特集」を発行したが、多くの方から「我々の時代は高度成長時代でよかったなあ」という声があった。みな現状を憂えての意味からだと思うけど。まあ、いますぐというわけではないが、21世紀の半ばまでが勝負だろう。アハハハ。

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