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2010年2月 9日 (火)

民主党ツートップによる国民を愚弄する茶番劇

 小沢一郎民主党幹事長の不起訴が確定した後のメディアによる世論調査が面白いというか、普通の成行きとは違う。普通なら不起訴が決まれば一転して「小沢一郎は幹事長を辞任せよ」という世論は収まるはずである。ところがである。あれだけ「不起訴」がセンセーショナルに報道されたにも関わらず、辞任を求める声が69%(毎日)、74%(読売)、72.7%(共同通信)70.7%(産経、FNN)、68%(朝日)などである。ほかに説明責任を果たしたかと言う設問をしているところもあり、それは8割台から、9割近いのである。「辞任の必要なし」はせいぜい20%台である。だから小沢一郎は不愉快らしく、会見で「不正なカネを受け取っている、けしからん人物だよというたぐいの報道が続いたあとの世論調査だ」と強がりを言った。かつては「検察とたたかう」と全面対決みたいなことをのたまった小沢一郎ではあるが、不起訴になったことで「不正なカネは受け取っていない。不正なことはしていないとの主張が明白になった」とか言って、今度は検察を持ち上げ「公正・公平な検察」など言い出す有様は滑稽である。それならば「説明責任を果たしていない」という8割、9割の国民がこぞって「納得」するような説明をしたらどうか。少なくとも「幹事長は辞任せよ」と思っている7割前後の国民がすべからく納得するような説明をしたらどうか。しかも小沢は「小沢一郎は不正な献金は受け取っていなかった、“潔白だった”という報道を続けてもらい、その後に世論調査をしてもらえれば、そのときにコメントする」などとメディアを馬鹿にしたような発言までしている。しっかり潔白報道してくれというのだ。「自分では国民が納得できるような説明が出来ないから、お前らしっかり潔白報道しないか」と報道陣のせいにまでしている。なるほどなあ、話も「アーだのウーだのと」下手糞だし「アホか」って言いたい。報道陣が信じるに足るような説明がないから報道しようにもできないわけだ。証拠不十分による不起訴であり、限りなくクロに近いものだから、洗いざらい証拠も提出し、20億円超える虚偽記載を明らかにしないで、マスコミのせいにするなんて豪腕ぶりも少し知能が燻ってきたのではないか。同時に、八日の予算委員会で3人の元秘書が起訴された問題についての小沢一郎の責任を問われた鳩山首相は、「(小沢氏)ご自身も責任を感じておられる。私は、本人としての話ではありますけど責任は当然あると思っています」と自民党の加藤紘一議員の質問に答えた。「責任はある」と述べながら、小沢一郎が官邸を訪れ「今まで通りの職務を務めてよろしいですか」と念をおされて「どうぞ頑張ってくれ」となんのお咎めもなく応える首相。「責任はある」と言いながら「職務は頑張れ」とは、いったいこの党のトップ二人は国民を愚弄する漫才でもやっているのかとさえ思う。

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