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2010年4月16日 (金)

「民主党にがっかり」から今や怒りの声も

 7月の参院選へ向け政党状況は流動化し、「公約破りの民主党には失望」「さりとて自民党に戻るのはイヤ」という流れが急速にすすみ、新しい政治を進めるのはどの党かという国民的模索が始まっている。自公政治に「さよなら」して民主党政権になっただけに期待が大きかった分、肝心カナメの問題で裏切りが続いているから、その反動はいまや「怒り」にさえなっている。後期高齢者医療制度は「即廃止」と言ったのに、3年も先送りで代案では「75歳以上」を「65歳」に引き下げると言うのだから高齢者は一様に怒っている。貧困と格差を広げる労働者派遣法の「見直し」は財界の圧力で抜け穴だらけのとても「見直し」どころではない案である。普天間基地は「撤去」をひと言も言えず移設先探しで迷走、「5月末決着」だけが虚ろに一人歩き。沖縄の基地強化案を引っさげてオバマ大統領から「きちんと責任を取れるのか」と詰められ、「5月末までにきちんとする」と言ったとか。だが日本中の圧倒的多数は信じないだろう。それどころか鳩山首相辞任で「6月内閣改造」説もある。日米核密約問題で「討論記録」と言うれっきとした証拠の存在を認めながら、それでも「密約はなかった」とうそぶく始末。「非核三原則」どころか「二原則」である。政治とカネでは首相も幹事長も北教組もみ~んな「ほうかぶり」をしたままだ。これでは、期待⇒失望⇒怒りへと変わるのはあたりまえだ。最近、知人との会話で聞いた話だが、ある県の去年初当選した民主党衆院議員が地域のお花見会に来ていた。宴会をしていた男性集団から「あれはどうなった」「この問題は…」と次々と質問が出されたがなにもまともに答えられず、とうとう本人は「民主党はどうでもいいので私○○をよろしく」と言って、女性集団の方へ逃げて行ったという。まあ、民主党の1年生議員はその程度の人がいても不思議ではない。ちょっと名の知れた人や、特定の運動団体の人などをかき集めた候補者が多いからだ。「政権交代」を叫ぶだけで風を呼んだのだから。こうした不勉強ぶりの典型例がある。ある新聞に報道されたが、4月7日、日弁連の主催で労働者派遣法「改正」案の問題点を正す「院内緊急集会」が開かれた。出席した民主党議員は「先日、弁護士会の方から資料を頂戴して、これを見て本当に皆さんにあわせる顔がないという心境です。こういう問題点があるのかということで正直言ってショックを受けました」、「本当に穴があったら入りたい気持ちです。ごめんなさい。すみません」と述べたとある。つづいて共産党の議員からは、「政府案の抜け穴をふさいで本物の改正を」とうとうと述べ大きな拍手だったという記事である。片や「穴があったら入りたい」、片や「抜け穴をふせげ」…笑い話じゃないが笑いたくなるようなことである。にわか仕立ての候補者や、小沢一郎好みの女性タレントなどをひっぱりだし、即入党、「民主党○○選挙区支部長」などと肩書きをもらう候補も多いはず。対する共産党の候補は各地で何年もあるいは何十年も党生活を行ない、国政、地方政治問わず、たえず政策でも切磋琢磨し、来る日も来る日も住民と対話しながら勉強している候補者である。若い30代、40代の人でもひとたび候補者になれば見違えるような論陣を張るのである。この前、共産党の演説会で聞いた話だが、弁士の国会議員がエレベーターのなかで鉢合わせた民主党議員から、「うちの議員の国会質問をテレビで見て、党本部に『下手くそ』と抗議のファックスが来るんですわ。なかには“質問の仕方を共産党に聞いたらどうや”などというのもあるんですわ」と言う逸話だった。しかしまあ、その場しのぎで共産党から聞いても日常普段の鍛錬がなければいい質問や討論はできないだろうなあと思った次第である。

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