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2010年4月26日 (月)

すっごい沖縄県民の歴史を動かす力

 すーごい大集会だなあ!大会が終了してもなお司会者が、「いまも渋滞のなか、たくさんの人が会場にむかっています」と紹介したというのだから驚きだ。正式な名称は「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、県内移設に反対し、海外・県外移設を求める県民大会」である。大会開始の3時間も前から車やバスで全島から駆けつけるのだから渋滞もやむをえない。地元新聞で「会場に入れなかった人は1万人くらいある」とのことだからものすごい集会にちがいない。主催者発表は9万人で過去最大の規模だと言う。地元のNHK,民放テレビも実況し、ネットで世界に向けて動画も配信されたらしい。「沖縄に基地はいらない」「美ら海に基地はいらない」という一致点で沖縄じゅうの心が一つになった。大会は超党派で知事も41市町村の首長も全員参加した。テレビで断片的に報道される参加者の声も「日本にある基地の74%も集中しているのは不公平だ」「65年も苦しんできた。新基地なんて断固反対」「沖縄を差別するな」「オバマ、鳩山両政府は恥を知れ」「これ以上の基地による苦しみはがまんならない」などと、もはや沖縄の怒りは限界点である。その怒りがマグマのように噴出したわけである。さりとて県外移設として対象にされた鹿児島県徳之島でも先週の日曜日、全島民の6割が参加する反対集会が行なわれた。徳之島はもちろん本土のどこに移設しようとしてもどこでも拒否されるのは自明のこと。「日本を守る米軍」どころか、事故や騒音の危険をはじめ無数の殺人・強盗・婦女暴行・ひき逃げ事件などを犯す野蛮な部隊を受け入れる地域なんてないのが当然の話。アメリカには意見の一つも言えないで移設先探しで迷走・逆走する鳩山首相。この日本政府も情けない。大会決議には、「私たち沖縄県民は、県民の生命・財産・生活環境を守る立場から、日米両政府が普天間飛行場を早期に閉鎖・返還するとともに、県内移設を断念し、国外・県外に移設されるよう強く求めるものです」とある。これが沖縄県民の総意である。キッパリと「日米両政府」に求めているのだ。そのことが昨日の大会で世界に発信されたのだから、アメリカ政府だって非常に都合が悪いだろう。ここまでアメリカ政府と米軍が嫌われていることを発信したのだから、世界の世論は、「なぜ、アメリカは嫌われるような悪事を働いているのか」と話題になるし、世間的に恥を掻いているわけだ。アメリカの領土でないところに、戦争による人殺しを専門とする海兵隊を送り込んでいるという時代遅れなことをしているのか?そのことが世界中で話題になるだろう。決してアメリカにとっても得策なことはない。戦後も27年間、名実ともに占領していたが、返還後38年、未だにそのときと変わらないということを世界に示した。移設先についてアメリカは「地元の合意を必要とする」ことを条件にしているのもそうした批判がアメリカにとっても都合が悪いから条件にしているわけだ。だが、人殺しはするわ、盗人もするわ、ひき逃げもするわ、沖縄を拠点に海外に殴りこみをするわ、ヘリ墜落やら会話も出来ないような爆音を撒き散らすわ、というような部隊が来てほしいというようなところは日本にはどこにもない。それが憲法9条で戦争を放棄した崇高な人間らしい人間の住む日本列島なのである。「抑止力」の呪文に縛られた人間性を疑うような部隊はいらない。このことをもっと本土の人々も理解し、メディアもそういう立場に立って報道するべきだ。それが時代の求める最高の流れだ。「沖縄の苦しみはよくわかる」「不幸で可哀想」などと同情する程度の立場ではだめだ。そんな息吹を感じた感動的な県民大会であった。あの手、この手で沖縄県民の世論を“抑止”しようとしても、抑えらないほど歴史を動かす力を持った沖縄県民に敬意を表し、鳩山首相とオバマ大統領が英断を下すべきときだと思った。

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