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2010年5月 6日 (木)

「きれいな海」と言いつつ杭打ちで海壊す鳩山首相

 沖縄県民の意思を踏みにじった鳩山首相の訪沖にハラワタ煮えくり返る思いがするから今日も提稿しないと気がすまない。「遅きに失した今頃なぜ沖縄か」とメディアも批判的だが、「県民の思いを聞きたい」とか言ったようだ。それならなぜ4月25日の9万人も集まった会場へ行かなかったのか。9万人の思いだけでなく、県知事をはじめ41市町村長も全員集まり(代理出席2人)、文字通りの超党派(ただし、国民新の沖縄選出国会議員は除く)の集会なのだから、豊かに大勢の思いが伝わったはずだ。それには参加せずわずか9日後に駆け足でまわっただけ。そこでも怒声の“歓迎”だった。そしてナント海を見てはきれいな海だから環境に優しい、負担のすくない移設先として辺野古沖合いに杭を打って桟橋上に新たな基地を作ると言った。またしても沖縄県民を愚弄した。自民・公明政権が決めたのは沿岸部の埋め立て案であった。これも、いったん埋め立てたら元の海には戻せないから環境破壊よりほかにない。だが、桟橋上の基地は、沖合いのジュゴンの住む海に数千本の金属の杭を打ち込み、経費でも埋め立てより2倍もかかり、維持費は4倍になるというムダの典型だ。金属の巨大な杭を海底に打ち込めば、サンゴ、海藻、海草が破壊される。軍事基地という巨大な桟橋で海面にフタをするわけだから、太陽の光で合成して生きるサンゴや海藻、海草は死滅することぐらいは素人にだってわかる。また専門家などは数千本の巨大な杭によって海流にも影響すると言う。環境を破壊して造った桟橋の上に、海外侵略の尖兵である米軍海兵隊という地球規模で人間の命と環境を破壊する軍隊を置くと言う二重の無法ぶりである。首相は訪沖で「学ぶ」という言葉をキーワードになるほど使ったといわれる。いったい何を「学び」に行ったのか…。辺野古を抱える稲嶺進名護市長は、「辺野古の海にも陸にも新基地を作らせない。移設先探しでは答えはえられない」ときっぱり反対姿勢である。そもそもアメリカと同盟関係にある国々で「海兵隊」という殴り込み部隊を置いているのは日本だけである。どこへ持っていこうとしても歓迎などされないことは自明のことだ。それでも首相は「抑止力のために海兵隊は必要」とアメリカ仕込みの「学習」しか頭に入らず、そのために沖縄は犠牲になれというのである。普天間基地は撤去しか解決の道はないのである。銃剣と鉄条網で不法に奪い取られた土地さえ「返せ」といえない反国民的立場なのだ。そんなへっぴり腰だからアメリカは冷ややかな笑みをうかべ「さあ、どうする」と高みの見物である。これこそ従属国ではないか。マスメディアも面白可笑しく「日米と沖縄の狭間で悩む首相」と揶揄するTV番組も多い。はなはだ不快である。なぜ普天間の不当に奪われた歴史や基地のさまざまな弊害、海兵隊の本来の任務等を研究して、「無条件撤去」をキャンペーンしないのか。時々、ごく稀ではあるが、良識あるコメンテーターが「戦後65年もたつのだから日米関係の見直し」とか安保の不平等性を訴える方もいるが、大方は首相の迷走ゲキをこれも高みの見物しているのが「社会の公器」と言われる日本のメディアでありへっぴり腰である。へっぴり腰と言えば連立与党の国民新は論外としても社民党のおしゃべり党首も冴えない。「沖縄県内移設はダメ。連立のなかで主張する」とボソボソ。よほど大臣のイスは居心地がいいのだろう。いつだったか「連立離脱も」とぶち上げたが、いっこうにその気配もなくみごとに民主党にとりこまれたようで、埋没しかねない危機にあるのでは?…。ここぞとばかり意気込んでいるのが自民党総裁ら幹部面々で首相の首でも取ったかのように「総理としての資質が問われる」な~んて遠吠えだ。だけど、沖縄を怒りの島にした元凶は長い、長い自民党政治そのものにあった。この怒りを前にして「あくまでも辺野古沿岸部埋め立てだ」と声を大にして沖縄で言えるのか?疑問である。今、沖縄に正々堂々と行ける政党は日本共産党しかなくなったが、それほどに他の政党がだらしなく、国民の利益を守る政党でなくなった。だから、民主党の事業仕分けがまたはじまるらしいが、イの一番に国民の税金を山分けする「政党助成金」こそ廃止せよと言いたい。政党助成金でヌケヌケと暮らしているから国民の利益なんてどこ吹く風の堕落した政党になるのである。

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